ワンポールテントの救世主 DOD “フタマタノキワミ”

アウトドアinfo

以前DODさんの“YADOKARI TENT”を紹介しました。

このテント、いつポチッとしようかとそのタイミングを見計らっているところですが、このティピータイプのワンポールテントの唯一の弱点として中央にそびえるポールがあります。
テントの真ん中にそれを支えるポールがあるのはデッドスペースができてしまうのでとてももったいない…
と思っている所に救世主が現れましたよ。
それが二股ポールの“フタマタのキワミ”です。
(と言ってもリリースされたのはかなり前ですが汗)
今回はこのポールについてレポートします。

二股ポールとは

フタマタポールは写真のように先端のジョイントで2つのポールが繋がれたものです。
ジョイントは一定の角度まで開きます。
このジョイント部をテント中央のポール受けの部分に当て、さらに2本のポールの端をテントの対角線上の角にセットします。
こうすることでテントは安定し真ん中の邪魔なポールが不要になります。

DOD FORK ATTACHMENT フタマタノキワミ

設置のポイントはテントやフライシートの角をペグで止めるときにしっかりとテンションを掛けることです。
テントやプライシートがペグで下方向にしっかり引っ張られることで二股ポールを押さえつける力となり安定します。

フタマタノキワミについて

フタマタノキワミは二股ポールを構成する各パーツとキャリーバッグで構成されるフルセットです。

セット内容は以下となります。
・フタマタノサソイ(ジョイント部分)
このジョイント部分は8cm刻みで4段階の長さ調整が可能であり、脚部ポールとの組み合わせで色々なティピー型ワンポールテントに合わせることが可能となっています。
・脚部ポール
丈夫なアルミ合金製です。
一本が50cmの長さで左右最大6本繋ぐことができます。
つまり最大3mの長さにすることができるわけです。
・キャリーバッグ

二股ポールを組み立てると以下の様になります。

テントへの装着

①フタマタノサソイ(ジョイント部)の先端のピンを外す
テントやフライシートに使用する場合はフタマタノサソイの先端についているピンを外します。
これをつけたままにしておくとテントやフライシートのポール受け部分の生地が痛み、最悪穴が空いてしまうことにもなります。

②ポールを接続する
中継ぎポール4本のAを2セット、中継ぎポール1本と土台ポール(フタマタノバシ)のBを2セットつくります。
土台ポールは下部がふさがっているものとなります。

③ポールを繋ぐ
ジョイントとAを繋ぎます。
繋いだものをCとします。
土台ポール(Bとします)はテントやフライシートに実際に入れるときまで繋ぎません。
ここポイントです。

④テントやフライシートに装着する
ジョイントとポールを繋いだもの(C)をテントやフライシートに入れて立てて一旦自立させます。

(写真はわかりやすくするためにインターテントのみとなっていますが、実際はこの上からフライシートを被せて行います)
このときテントはしっかり自立していない状態ですが最後に脚部ポールを繋ぐので問題ありません。

⑤Cに土台ポール(B)を繋いでテントを設営する
Cに土台ポールを繋いでいきます。
一人でもできますがもうひとりがテントを支えていると作業が楽になります。

結構力が必要ですが気合でやりましょう。

⑥片側のポールにも土台ポールを繋ぐ
片方のポールにも同様に土台ポールを繋ぎ対角線上のテントの角にセットします。

⑦長さを確認しテンションをかける
最後にテンションを掛けてポールを安定させるためにテントの張りやポールの長さを調整します。
ポールの長さの調整はジョイント部分で行います。

ポールの長さをしっかりテントにフィットさせるためには別売の“フタマタノバシ”を使用するという手もあります。
フタマタノバシは5cm幅で長さを調整することができる土台ポールです。

⑧完成

スペック

まとめ

ティピータイプのワンポールテントの中央のポールがなくなるだけでテントがグッと開放的になりますしデッドスペースがなくなるのでテントが非常に使いやすくなりますね。
これでヤドカリテントを購入することになんの障害もなくなりました。
さてさて…いつポチるか…悩みどころです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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