「そろそろキャンプ行きたいなぁ」…そう思ってスマホを開く。
キャンプ場を検索する。
「ここ良さそう!」
予約状況を見る。
天気予報を見る。
Googleマップで距離を調べる。
周辺のスーパーを調べる。
「せっかくだから途中で温泉も……」
「夕飯は何にしよう?」
「テントはどれを持っていこう?」
「夜、冷えるかな?」
「雨降ったらどうしよう?」
……。
もう疲れた。
そしてスマホを閉じる。
キャンプに行きたいと思っていたはずなのに、なぜか家でゴロゴロしている。
こんな経験、ありませんか?
キャンプが嫌いになったわけではありません。
むしろ、行けば楽しいことは分かっている。
問題は、
キャンプに行く前に疲れてしまうこと。
今回は、そんなキャンプの「計画疲れ」を減らして、もっと気軽にキャンプへ出かける方法を考えてみます。
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キャンプに行きたい。でも準備を考えると疲れてしまう

キャンプは楽しい。
焚き火を眺めたり、外で料理したり、朝の空気の中でコーヒーを飲んだり。
ところが、その楽しい時間にたどり着くまでには意外とたくさんの「決めること」があります。
・キャンプ場はどこにする?
・どのサイトを予約する?
・何時に出発する?
・夕飯は?
・朝飯は?
・どのテントを持っていく?
・シュラフは?
・着替えは?
・雨具は?
・虫除けは?
・途中でどこか寄る?
そして最後に天気予報を確認。
「土曜日……降水確率40%か」
別の天気予報を見る。
35%。
もう一つ見る。
50%。
どれを信じればいいんだ。
こうしてキャンプへ行く前から頭はフル稼働。
キャンプそのものが大変なのではなく、
「キャンプに行く」という一つのイベントに、予定を詰め込みすぎているのかもしれません。
キャンプの「計画疲れ」はなぜ起こる?
計画疲れの大きな原因は、単純に「選択肢が多すぎる」ことです。
今はスマホを開けば、無数のキャンプ場が出てきます。
テントも選べる。
チェアも選べる。
料理も選べる。
観光地も選べる。
便利になったはずなのに、逆に迷うことが増えました。
さらに厄介なのが、「せっかくキャンプに行くんだから」という気持ちです。
せっかくだから景色のいいキャンプ場。
せっかくだから豪華なキャンプ飯。
せっかくだから温泉。
せっかくだから観光。
せっかくだから絶景スポット。
気がつけば一泊二日のキャンプが、旅行会社の2泊3日ツアーみたいなハードスケジュールに向かってまっしぐら…。
このプランニングを毎回やるのは大変です。
さらにSNSを見ると、オシャレなサイトに豪華な料理、絶景を背景にした焚き火……。
「自分もこんなキャンプを」と思ってしまいます。
でも、本来キャンプはもっと適当でもいいはず。
キャンプで疲れているのではありません。
キャンプに行くまでに疲れてしまっているのです。
対策①「ホームフィールドを」を持つ
計画疲れを減らす方法として、かなり効果的なのが、「ホームフィールド」を持つこと。
毎回、新しいキャンプ場を探す必要はありません。
お気に入りのキャンプ場を2〜3か所決めておけば、「今週末行こうかな」と思ったとき、「じゃあ、いつものところ」で済みます。
道順も分かっている。
スーパーの場所も分かっている。
サイトの雰囲気も分かっている。
トイレの場所も分かっている。
お風呂も分かっている。
ローカルルールも分かっている。
これだけで調べることが一気に減ります。
新しいキャンプ場を開拓する楽しみもありますが、毎回開拓する必要はありません。
たまには冒険。
普段はホーム。
このくらいがちょうどいい。
「困ったらここ」というキャンプ場があるだけで、キャンプはかなり気軽になります。
因みにワタシ的には
・規制が入る前の精進湖
・かわせみ河原
・道志の森キャンプ場
が「ホームフィールド」ですかね。
対策② キャンプ道具を「一軍固定」にする

キャンプ道具が増えてくると起きる問題があります。
「今回はどのテントにしよう?」
「チェアはどれにしよう?」
「このテーブルも使いたいな」
「あのランタン、最近使ってないな」……。
選手層が厚すぎるのです。
キャンプ道具が充実した結果、キャンプ前の仕事が増えてしまいます。
そこでおすすめなのが、一軍装備を固定すること。
通常の一泊キャンプなら、このテント、このチェア、このテーブル、このバーナー。
基本セットを決めてしまいます。
そして、それらは同じ場所にまとめて保管しておく。
こうすると出かけるときにその場所にある道具をそのまま積み込めばOK。
悩む必要がありません。
さらに、
・夏なら扇風機を追加。
・冬なら防寒装備を追加。
・雨ならレインウェアを追加。
というように、季節や天候によって少し変更するだけ。
重要なのは、毎回「何を持っていくか」をゼロから考えないこと。
計画疲れを減らす最大のコツは、「選ばなくてもいい仕組み」を作ることです。
対策③ 食事をイベントにしすぎない

キャンプ飯。
これも計画疲れの原因になりやすいものです。
「せっかくキャンプなんだから何か作ろう」そう思ってレシピを検索。
アヒージョ。
ローストビーフ。
パエリア。
煮込み料理。
燻製…。
どんどん話が大きくなっていく。
そして食材を買い、調味料を小分けし、クーラーボックスへ詰める。
キャンプ場では切る、焼く、煮る。
食べ終わったら大量の調理器具を洗う。
もちろん料理そのものが目的なら、それも最高のキャンプです。
でも、疲れているときまでやる必要はありません。
肉を焼くだけでもいい。
スーパーの惣菜でもいい。
冷凍食品でもいい。
レトルトカレーでもいい。
朝はパンとコーヒーでもいい。
キャンプ場で角煮を一から煮込まなくても、キャンプは十分に楽しい。
「今日は料理を楽しむキャンプ」
「今回は何もしないキャンプ」
分けてしまえばいいのです。
対策④ 持ち物リストをテンプレート化する
キャンプ前日の夜。
「何か忘れている気がする……」
この不安、キャンパーなら一度は経験しているでしょう。
頭の中で、テント・ポール・ペグ・ハンマー・シュラフ・マット・ランタン・バーナー……と確認する。
そして翌朝キャンプ場に到着。
「あ、枕忘れた」
人間の記憶なんてそんなものです。
だから持ち物はリスト化してしまいましょう。
先述の「一軍装備」を作る上でもリスト化は有効です。
「基本装備」
「夏追加」
「冬追加」
「雨追加」
など、テンプレートを作っておけば、出発前はチェックするだけです。
考える必要がありません。
記憶力ではなく仕組みに頼った方が楽なんです。
対策⑤ 「何もしないキャンプ」を予定する

キャンプへ行くとなると、つい予定を詰め込みたくなります。
■朝出発
途中で観光。
昼はご当地グルメ。
■キャンプ場到着。
設営。
温泉。
夕飯。
焚き火。
星空撮影。
■翌日
早起きして絶景スポット。
撤収。
別の観光地。
帰宅……。
休みに行ったのか、疲れに行ったのか分かりません。
そこで、たまには予定を一つだけにします。
予定:キャンプ場へ行く。
以上!
設営したらコーヒー。
眠くなったら昼寝。
腹が減ったら何か食べる。
焚き火したくなったら焚き火。
何もしたくなければ何もしない。
本来キャンプには、「何もしない」という、とても贅沢な過ごし方があります。
対策⑥ 完璧な天気を待たない

キャンプ好きほど天気予報をよく見ます。
私も普段は天気のことはほとんど気にしませんが、キャンプ前一週間は天気予報が常に気になります。
そして昨日の予報より悪くなる予報を告げる気象予報士に文句を言ってしまったり…。
このようにTV番組の気象予報士に文句を言うのは無駄なことですが、常にフィールドの天気を気にすることは悪いことではありません。
特に強風、大雨、雷などは安全に直結するので、気象情報の確認は重要です。
ただし、「最高の天気じゃないと楽しめない…」となると話は別。
降水確率10%。
風も弱い。
気温もちょうどいい。
雲も少ない。
しかも自分の休みと一致。
そんな日を待っていたら、いつまでたってもキャンプに行けません。
そこで、自分なりの中止基準を作っておくのがおすすめです。
「このくらいなら行く」
「ここを超えたら中止」
という基準をあらかじめ決める。
そうすれば予報が少し変わるたびに、
「行こうかな……やめようかな……」を繰り返さなくて済みます。
安全確認はしっかりする。
でも、100点の天気までは求めない。
この線引きが大切です。
対策⑦ 「キャンプに行くハードル」を意識的に下げる

計画疲れを防ぐために最も大切なのは、キャンプを大イベントにしないことです。
遠くまで行かなくていい。
近所のキャンプ場でもいい。
一泊でいい。
豪華な料理はいらない。
観光しなくてもいい。
全部の道具を持っていかなくてもいい。
焚き火だって、面倒ならしなくていい。
「キャンプに行くなら、ちゃんとキャンプらしいことをしなければ」
そんなルールはありません。
個人的には、100点のキャンプを年3回するより、70点のキャンプを気軽に10回する。
それくらいの感覚でいいと思います。
むしろ肩の力を抜いたキャンプの方が、「何もしなかったけど、なんか良かったな」という時間になったりします。
それでも面倒な日は「行かない」も正解
ここまで計画疲れを減らす方法を書いてきましたが、それでも、「今日は行くの面倒だなぁ……」と思う日はあります。
そんな日は、行かなくてもいい。
キャンプは仕事ではありません。
予約したから。
道具を買ったから。
最近行っていないから。
天気がいいから。
そんな理由で義務のようにキャンプへ行き始めると、楽しいはずの趣味がだんだん仕事になってしまいます。
「キャンプへ行かなければ」ではなく、「キャンプへ行きたい」という気持ちを大切にしたいものです。
今日は家でゴロゴロする。
そして数週間後、「焚き火したいな」と思ったら行けばいい。
キャンプ場は逃げません。
まとめ
キャンプを楽にするために、便利な道具を買うのも一つの方法です。
ワンタッチテント。
設営の簡単なタープ。
高性能なクーラーボックス。
便利な収納ボックス。
確かにキャンプは楽になります。
でも、計画疲れを減らすためにもっと効果があるのは、「決めることを減らす」ことです。
キャンプ場をある程度固定する。
・一軍の道具を固定する。
・食事を簡単にする。
・持ち物をテンプレート化する。
・予定を詰め込まない。
・天候の判断基準を決めておく。
こうして「考えること」を一つずつ減らしていくと、キャンプは、「準備が大変な一大イベント」から、「ちょっと外で遊んでくる」へ変わっていきます。
キャンプへ行くために疲れてしまったら本末転倒。
キャンプはもっと適当でいい。
飯を食べて。
コーヒーを飲んで。
ぼーっとして。
眠くなったら寝る。
それだけでも十分キャンプです。

そして翌朝テントから出て、朝の空気を吸いながらコーヒーを一口。
その瞬間、たぶんこう思います。
「やっぱり来て良かったな」
それくらいが、長くキャンプを楽しむにはちょうどいいのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。









