Future Foxから6月に発売され、初回ロットが瞬時に完売したテント「FOX-BAKER」の再販が決定しました。
発売は7月後半。
今回はこのFOX-BAKERを取り上げてみたいと思います。
Table of Contents
FOX-BAKERってどんなテント?
FOX-BAKERは2〜4人での使用を前提に設計されたテントです。
前室が非常に広く、焚き火や調理などキャンプでの活動が全て幕内でできることが最大の特徴。
そのために前室は火の粉に強いTC素材、寝室はポリエステル素材で構成されており、その分TC素材の同じサイズのテントと比べて軽くなっています。
さらに高さもあり、寝室や前室で立って移動、作業ができるので体への負担が軽くなります。
一言でいうと「キャンプを易しくするテント」と言えるでしょう。
特徴
1 前室の多彩なアレンジができる
前室の3つのウォールがそれぞれ自由に開閉できるので天候や風向き、用途に応じて様々な形のアレンジができます。
①フルクローズ
荒天時や就寝時に全てのウォールを閉じることでセキュリティ的にも安心です。
②前方のウォールをタープとして使用
前方のウォールを跳ね上げることでタープ代わりになります。
この下で焚き火をするもよし、調理をするもよし。
素材がTCなので多少火の粉が飛んでも穴が開く事はありません。
また前室の両サイドのウォールは閉じているので雨が寝室に吹き込むことを防いでくれます。
③サイドウォールを跳ね上げてタープとして使用
サイドウォールを跳ね上げると広いタープとして使用できます。
このレイアウトは正面のウォールは閉じているので寝室の奥まで見通すことができません。
中で着替えをしても丸見え状態にはなりませんね。
また風の状況に対して風通しを良くするのか、逆に風を防ぐのか等自由にコントロールできます。
④前室ウォール全開
前室のウォールを全開にすると広いタープとして利用できます。
その他現地の気象状況に応じて多彩なセッティングができます。
これはキャンプを快適にする大きなポイントです。
2 インナーテントが付属
インナーテントが付属しています。
ただインナーテントを使用する場合は多少狭くなるようです。
ワタシ的にはインナーテントは使わずにコットを置いて土足で出入りするスタイルで使用するのでインナーテントはいらないかなぁ…
3 高い通気性
寝室の後部に広いベンチレーションが設けられており高い通気性を実現しています。
4 テント内での行動が楽な高い天井
天井が高いテントはキャンプにおける諸々の活動を非常に楽にしてくれます。
体を屈める必要がないので何をやるにしても楽ですね。
5 高い撥水性のリビング
リビングに使用されているTC素材は高い撥水性が与えられています。
さらにリビングにはいろいろな工夫が凝らされています。
例えば屋根に傾斜をつけるためのフック。
これをロープで引張り、屋根に傾斜をつけることで雨が降っても水が貯まることを防いでくれます。
6 煙突を通すホール
前室の屋根には煙突を通すホールが有り、薪ストーブを設置することができます。
収納
テントのサイズが大きい割にはコンパクトに収納できます。
前室と寝室をTC素材、ポリエステル素材で使い分けているからこそですね。
当然重量も軽くなります。
サイズ
まとめ
Future FoxのFOX-BAKERはとても良くできたテントだと思います。
初期ロットがあっという間に完売になったということも理解できます。
またサイズが大きく形がイレギュラーなところからセットアップが難しいという印象がありますが、メーカーのサイトを見ると結構簡単にできそうです。
急な雨や風にも柔軟に対応でき、キャンプの快適性を上げてくれる構造。
私が車中泊メインに移行していなければきっと清水の舞台から転落していると思います。
値段は結構しますが、長い目で見ればそれ以上の価値のあるスグレモノだと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。