キャンプ道具や装備を実際に見て、触って、そして使ってみた感想を紹介する「Camp Gear Impressions」
今回はDODのヨンヨンベースをレポートします。
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ヨンヨンベースってどんなシェルター?
ヨンヨンベースはフロアのないスクリーンタープです。
素材はポリエステルとTC(ポリコットン)の2種類があります。
前後のウォールにはメッシュウォールが付いているので風通しも良いですし、虫の侵入も防ぐことができます。
さらに4つのウォールにはスカートが付いており、隙間風も入りにくくなっています。
インナーテントは付属していないので別途購入する必要がありますが、この中に小さなテントを入れるよりコットを使用したシェルター泊スタイルの方が快適さが数段上がります。
セットアップは非常に簡単で、ファスナーを締めた状態で四辺を広げてペグで固定し、4本のポールを本体の天井部に付いているポールホルダーに差し込んで立てるだけ。
あとは4つのロープで補強しスカートを固定して完了。
サイズ的には下の図のようにかなりのスペースがあり、ソロはもちろんデュオでも十分かと思います。
選んだ理由
11月の中旬、沼津キャンプで突風でアストロドームを飛ばされて、ポールが破断しテント本体も50cmほど裂けてしまって使えなくなってしまいました。
(現在モンベル病院に入院中)
そのためその後のキャンプでコールマンのツーリングドームを使ったのですが、狭い低いで常に中腰姿勢を強いられ疲れることこの上ない。
もちろんコットは使えないので寝心地も悪い…で、やはりシェルターじゃないと無理!
というわけで以前から目をつけていたヨンヨンベースを急遽購入してしまいました。
これを選んだ理由は以下となります。
・シェルター泊に向いている。
・セットアップが簡単。
・スクエアタイプなので空間を効率的に使用できる。
・メッシュウォールが前後に付いているので夏場でも風通しが良い。
またTCタイプを選んだのは火の粉に強く、結露に強いという理由からです。
セットアップ
①収納状態
大きめの収納バッグなので、しまうときも楽です。
布地がTCであり、スチールボールなのでかなり重い。
アストロドームよりも重いです(汗)
結構しっかりした取説がついています。
二本のベルトで止められています。
あ、このベルトだったのか…
収納時ベルトが2本余っていたので何のベルトだろう??と思いましたがヨンヨンベースのベルトでした。
②セットアップ
ポールをつなぎます。
長いほうが前方、短いものが後方。
本体を広げます。
本体の四隅のループをペグで固定します。
このときに左上の赤いループと右下の黄色いループをつなぐガイドラインがピンと張るように四隅をしっかり整えてペグで固定することが重要です。
ポールをポールカップに差し込み立てる。
四箇所のポールカップにポールを差し込み立てると基本的なセットアップが完了します。
あとはロープで補強し、スカート部のループをペグで固定するとセットアップは完了です。
今回は初回のセットアップだったので結構手間取りましたが、それでも20分くらいで終わりました。
全体的にたるんだ感じです。
まあ初回なのでこんなものでしょう。
次回はもっとしっかりセットアップします。
ループは一旦固定したあと長さが調整できる構造です。
ということは最初はやや緩めに固定して、最終的にこの部分で調整するやり方が良いのかもしれません。
気になった点
メッシュウォールはしっかり巻き上げて止めることができますが布地のウォールは半分あげることしかできないようです。
全体を巻き上げるにはストッパーの長さが足らない…
このあたりはネットでじっくり調べてみようと思います。
ところでTCの布地ですが、結構薄めな感じです。
ただ、厚いと更に重くなりますし、濡れたときに乾くまでの時間が長くなります。
ワタシ的にはこの厚さで良いと思います。
今回は石油ストーブを使ったのですが、ポリエステルのアストロードムより保温性が高かったような気がします。
これもTC素材の特徴でしょうか。
まとめ
初回のセットアップだったので締まりのない感じになってしまいましたが、内部空間が広く、さらにスクエアタイプなのでデッドスペースが少ない非常に使いやすいシェルターです。
今回は3名で使いました。
コットをコの字型に置いても中央部にはかなりのスペースがあります。
夜が更けて気温が下がったのでこの中にストーブとチェアを3つ入れて飲みましたよ。
TC素材なので結露は無し。
天気も良かったので撤収するときは完全に乾いていました。
いやー、いい買い物でした。
アストロドームが退院してきたら、雨の可能性が高いときはアストロドーム、晴れるときにはヨンヨンベースという感じで使い分けようかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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