Camp Gear Impressions 6“Svea123(Optimus)”

Camp Gear Impressions

キャンプ道具や装備を実際に見て、触って、そして使ってみた感想を紹介する「Camp Gear Impressions」
第6弾はOptimusのSvea123です。

製品概要

●収納サイズ/ 100 X 130mm
●重量/ 550g
●出力/ 1400W(1300Kcal)
●燃焼時間/ 120ミリリットルの燃料で最高1時間
●調理時間/
●使用燃料/ホワイトガソリン
●素材/真鍮、アルミニウム

選んだ理由

以前はコールマンのガゾリンツーバーナーを持っていましたが古くなって使えなくなったので、手軽なガスのツーバーナーに変えてしまいました。
またシングルバーナーも携帯性の高いイワタニのガスバーナー。
つまりバーナーはガス式しか持っていない状態です。
ただガスバーナーは寒冷時に弱いという特徴があります。
冬キャンプの朝、コーヒーを沸かすときになかなか火が安定しない。
もちろん寒冷時用のガスカートリッジを買えば良いのですが、コスト的に高くなるなぁと。
それで気温に左右されない小型のガソリンバーナーを一つ欲しいと考えました。

小型のガソリンバーナーで代表的なのはコールマンのスポーツスターですが、どうせ買うならと以前から気になっていたOptimusのSvea123が良いと思ったわけです。

特徴

Svea123の特徴は以下となります。
①数十年の間変わらぬ構造
②可動部が少ないことによる抜群の耐久性
③プレヒート方式
④真鍮製のクラシカルな外観
⑤セクシーな燃焼音

①数十年の間変わらぬ構造
Svea123は1955年に製造が始まり、それ以来基本的構造が変わっていません。
基本構造が変わらないということはその構造自体がガソリンバーナーとして完成された形であることを表しています。
②可動部が少ないことによる抜群の安定性
このバーナーの可動部は火力を調整するスピンドル部分だけであり、それ以外は固定されています。
つまり可動部が少ないこと=故障の可能性が低くなり、長期間安定して使用できるということを意味します。
③プレヒート方式
ガソリン等の液体燃料を使用する道具は何らかの力でガソリンを燃焼口まで送る必要があります。
コールマンのガソリンバーナーはポンピングで燃料タンク内の空気圧を上げて、その圧力でガソリンを燃焼口まで送ります。
これに対してSvea123ではタンク上で一旦燃料を燃やしてタンクを加熱(プレヒート)し、その熱で膨張した空気圧でガソリンを送ります。
ポンピング式の場合は一旦タンクの圧力を上げればバーナーの火を消してしまっても再点火が可能ですが、プレヒート式の場合は消火後タンクの温度が下がると再度プレヒートする必要があります。
このあたりは面倒といえば面倒ですが、マニアにとっては神聖な儀式ですので苦にはなりません。
④クラシカルな外観
数十年基本構造が変わらないので外観もクラシカルになるのは当然ですが、素材が真鍮であることもその印象を強めています。
ただ真鍮はサビて色がくすんでしまっても磨くことで元の美しい光沢を取り戻します。
つまりいつまで経ってもピカピカにできるという点がマニア心をくすぐるポイントではないでしょうか?

使用手順

【点火時】
①風防を外す
②バーナーの根本にプレヒートのためにアルコール等の燃料を置いて火を点ける

③風防を戻す
④プレヒート用燃料が燃え尽きる頃に火力調整ノブを反時計回りに回して開きバーナー部に点火する

【消化時】
①火力調整ノブを時計回りに回して火を消す。

使用した感想

ガソリンをタンクに2/3程入れようとしましたがタンクが小さいので入れすぎてしまい、ガソリン缶に戻して量を調整しました。
プレヒートはジェルタイプの着火剤を使用。
アルコールベースの着火剤なので青い炎で煙も出ません。
そのため明るいうちはちゃんと火がついているかが分からないので、手をかざして熱を確認する必要があります。

今回使用したジェルタイプの着火剤にはアルコール以外の不純物も入っており、燃焼後はそれが本体にこびりついてしまいました。
これはなかなか落ちないので、次からは液体のアルコールを使用することにします。

プレヒートが終わって火力調整つまみを反時計回りに回すと霧状のガソリンがバーナー部から出てきます。
それに火を点けると“ザー”っという音とともに青い炎がバーナーヘッドから吹き出しました。
いい音です♪
この燃焼音についての反応は人それぞれで、「音が大きいので深夜の使用は隣人の迷惑になるから使えない」という意見もありましたが、私的には10メートルも離れればそれほど迷惑にはならないと思いますし、そもそもそういう密集状態のキャンプ場には行かないので関係ないかな。

火力はシェラカップ一杯の水なら数分で沸く程、十分な強さがあります。
冬キャンプの朝のコーヒーはこれで大丈夫です。

使用上の注意

OptimusのSvea123を使用するにあたって以下の点に注意が必要です。
①プレヒートはしっかり行う
プレヒートが不十分な状態で火力調整ノブを開けてしまうと生ガスが飛び出して引火し、やけどする危険性があります。

②バーナーに乗せる鍋は直径11cm程までのサイズにする
鍋が大きすぎると鍋の輻射熱でガソリンタンクに必要以上の熱が溜まり、その結果燃料タンクキャップの安全弁からガソリンが吹き出しそれに引火して大きな事故になる可能性があります。

③使用後はガソリンを抜いて収納する
タンクにガソリンが残っているとガソリンに含まれる水分等の影響で真鍮が錆びたり、ゴムパッキン等が傷んだりすることがあります。
使用後はガソリンを抜いて収納しましょう。

④使用中は火力調整ノブは外しておく
使用中に火力調整ノブを差したままにしておくと熱を持ってやけどする可能性があります。
使用中は本体から外しておきましょう。
また本体も熱を持ちますので、熱に弱い素材に乗せての使用や、素手で触ることは避けましょう。

⑤ひたすら磨く
真鍮製なので、磨けば磨くほどピカピカになります!

まとめ

シングルガソリンバーナーとして見ると、コールマンのスポーツスターやSOTOのMUKAストーブ等のポンピング方式のバーナーがあり、使い勝手が良いものが多く出ています。
それらに比べると一旦火を消して時間が経ったら再度プレヒートしなくてはならないし、使用中本体が熱くなり素手では触れないなどの使いづらい面もあるこのバーナーは、ある意味マニアックなものであるとも言えます。
が、長い間頑なに構造を変えず、多くの人に支持されているという点で一つの完成されたガソリンバーナーであることは間違いありません。

私的には一生モノのバーナーとして、ニヤつきながら磨いていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Grandpa

Grandpa

36年間キャンプに親しんできた管理人が、培ってきた経験やTipsを共有するためのブログです。

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