キャンプを長くやってると、そりゃあありますよ。やらかしたこと。
今回はやらかしたことを公にし、なにかの参考にしていただきたく思います。
Table of Contents
焚き火にアレをかけちゃいました
これはキャンプを始めた頃。三十年ほど前のことです。
場所は埼玉の嵐山の名前は忘れましたが小さい川の河原。
夕暮れ時に焚き火をしようと河原に薪を置いて火をつけましたが、薪が濡れていたのかなかなか火が安定しません。
着火剤は持ってきておらず、どうしようかとあたりを見回すとホワイトガソリンの缶が目に入りました。
「ガソリンをかければ良いじゃないか!」
私はそう思って焚き火の上からガソリン缶から直接ガソリンをかけました。
結果はおわかりですね…
ガソリンが爆発的に燃え、ガソリン缶の口まで火が逆流して私は思わずガソリン缶を放り投げました。
火は焚き火の薪ばかりではなく、ガソリンが溢れた河原とガソリン缶の口の部分で勢いよく燃えています。
ロケーションが石と砂だけの河原だったのがせめてもの救いです…
私は呆然としてその場に立ち尽くし、火が燃えている様子を見ていました。
ガソリン缶が爆発するんじゃないだろうか?
そう思うと近づけません。
テレビドラマでクラッシュした車が盛大に爆発するシーンを何度も見ていたので、ガソリン缶も爆発するのではないかと思ったのです。
しかし、ガソリン缶はその口の部分が燃えているだけで爆発する様子はなかったので、落ちていた木の枝で缶を立て、燃えている口の部分に河原の平たい石を乗せて酸素を遮断して火を消すことができました。
その後ガソリンが溢れた部分の河原の火を川の水をかけて消します。
しかし、水をかけてもなかなか火は消えず、こぼれたガソリンが燃え尽きるのを待って最後に水をかけて消しました。
幸い火傷はしなかったのですが、今思うと馬鹿なことをしたなぁと笑ってしまいます。
良い子は決して真似しないでくださいね。
ちなみに数年後グループキャンプで同行者が同じことをやらかしたのですが、火の処理はこのときの経験が活きました(笑)
河原の枯れ草が燃えている!!
これは20数年前、栃木の那珂川の河原で3家族10人程でキャンプに来ていました。
季節は冬。乾燥した北風が時々吹き付けるような日でした。
河原は川の中流には珍しく小石と川砂のテントを張るのに良い条件の場所で、枯れ草も多く残っています。
私はダンボール箱の内側にアルミホイルを張った手作りのスモーカーを持ってきており、河原にそれを置いて燻製を作るつもりでした。
卵、チーズ、そしてボイルしたチキン。
チップに火をつけて燻しながらテントやタープの準備をしていると、連れて行った子供が
「草が燃えているよ」と言うのです。
スモーカーの方を見るとダンボールから黒い煙が…そしてそれを置いた場所から風下の方にある枯れ草が5メートルほど燃えており、火は結構なスピードで風下の枯れ草を伝わっています。
私は慌てて枯れ草を踏んで火を消し、参加者に川から水を汲ませて撒いて延焼を防ぎました。
手作りのスモーカーは無残な姿に。燻製作りは終了です。
原因は枯れ草が多く残っている河原に手作り燻製器を直置きしたことと、火の監視を怠ったことです。
気づくのが遅れたら広範囲を燃やしてしまったでしょうし、場合によっては手に負えなくなったかもしれません。
冬場に焚き火やその他火を使う場合は、地面の枯れ草や落ち葉を取り除き、さらに金属製の灰受けを敷くことをオススメします。
食い逃げにゃんとクラムチャウダー
これは栃木県の東湖屋でのこと。10人くらいのグループでキャンプをしていたときのことです。
これも寒い季節。
夕方に朝食用のクラムチャウダーをを作りました。一番大きなクッカーで2/3程の量。
朝は温めるだけでいいと、寝る前に蓋をかぶせてテーブルの上においておきました。
いや、野良猫がいたのはわかっていたのです。
遠くで焚き火を囲んでいる我々を見ていたのは覚えていました。
で、次の日の朝、テーブルの上はにゃんの足跡だらけで鍋の蓋が下に落ちています。
「!」
私は恐る恐るクッカーの中を覗き込みました。
「やられた〜」
寒さで固まったクラムチャウダーはクッカーの1/3ほどに減っており、にゃんの足が入ったであろうくぼみと泥が…
もちろんそのままゴミ袋行きです。
それ以来、残った料理はクーラーボックスやダンボールの箱に入れて、上に椅子などを乗せて簡単には開けられないようにしています。
それにしても、結構味の濃いクラムチャウダーをたらふく食って、にゃんは腹壊さなかったのかな?
人を一瞬で倒すブービートラップ
これは山梨県の精進湖でキャンプをしたときのこと。
一緒に来ていた友人の奥さんが小走りで私の後ろを通った瞬間、ドオッという音を立てて転倒しました。
地面は平坦で、障害物も何もない場所。
そこでいきなり転んでしまったんですね。
周りにいた者も本人も何が起こったかわからない様子。
ただ彼女の両足には半径50cm程の円形の針金が絡まっています。
この針金は薪の束を固定していたもの。
私が薪を取り出した後、地面に置きっぱなしにしていたのです。
つまりこうです。
早足で歩いていて、踏み出した足で針金の輪っかを踏むことで輪っかが起き上がり、
続いて逆の足がその輪っかの中に入って両足が針金で固定され、そのまま倒れたというわけです。
原因を作ったのは私でした(汗)
輪っか状の紐や針金は思わぬ事故の元です。
倒れたところに石やテーブル等があった場合、大きな怪我に繋がります。
それ以来、そういうものは意識して人が通らない場所に片付けるようにしています。
以上4つのやらかし事件を紹介しました。
他にもあるのですが、それはまた次回ということで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント