3月から4月。
厳しい寒さも緩み野山が花に彩られる春。
暑い夏や極寒の冬に比べるとキャンプがしやすい季節です。
そこで今回は春キャンプの魅力と注意すべき点について書いていきたいと思います。
Table of Contents
春キャンプの魅力
春キャンプの魅力をまとめてみました。
・過ごしやすい気候
・フィールドが花で溢れる
・虫が少ない
・焚き火が楽しめる
過ごしやすい気候
春は昼間の気温が15℃前後と活動するに適した気温となります。
夏のようにキャンプサイトの設営で汗だくになることもありません。
フィールドが花であふれる
野山は桜や桃などの花で彩られ、芽吹いたばかりの明るい新緑が気持ちを明るくさせてくれます。
また足元に目を落とすとつくしんぼや名も知らぬ野草が小さな花を付けて大地の旺盛な生命力を感じることができますね。
虫が少ない
春は蚊やアブがいないので刺されたりすることが少ない季節です。
虫が嫌いな人でも心配なく野外で過ごすことができます。
ただし全くいないというわけではありません。
虫除けスプレーは持っていったほうがいいでしょう。
焚き火が楽しめる
春は夜になると気温が下がりますが冬ほどではなく、焚き火で十分温まることができます。
寒さに震えることなく焚き火を楽しむことができるのです。
春キャンプの注意点
キャンプがしやすい春ですがもちろん注意するべきポイントもあります。
・1日の寒暖差が大きい
・結露でものが濡れる
・花粉が多く飛散する
・天候が変わりやすい
1日の寒暖差が大きい
この季節は昼の最高温度が15℃〜20℃程の過ごしやすい気温ですが、夜になるとたちまち一桁の温度になることもしばしば。
そのため服や暖房装備も冬用のものが必要になります。
冬のように極寒にはなりませんが、防寒装備はしっかり準備する必要があります。
昼間の暖かい時間帯の服と夜の寒い時間帯の服や装備が必要なので荷物が多くなってしまいますが、快適に過ごすためには必要なことですね。
さらにキャンプ場選びも重要です。
標高の高い場所に位置するキャンプ場は避けたほうが無難です。
結露でものが濡れる
結露は空気中の湿度(水蒸気量)と気温の変化が原因で発生します。
空気は温度によって含むことができる水蒸気の量が変わります。
温度が高いと水蒸気を多く含むことができ、低いとそれが低くなります。
春や秋のように一日の温度差が大きいと、夜気温が下がった時に空気が含むことができなくなった水蒸気がテントや草に水滴となってついてしまうのです。
寝る前に出しっぱなしにしていたキャンプ道具はたいてい濡れてしまいます。
これを防ぐには寝る前に道具をタープやシェルターの中に仕舞いましょう。
花粉が多く飛散する
日本の国民病とも言える花粉症。
春は花粉症の本番の季節です。
そしてキャンプは杉や檜の多い場所でやることが多いので、花粉症の方はガッツリとその対策をする必要があります。
天候が変わりやすい
春は定期的に雨が降りますし、特に3月中は春一番などの風が強い日もあります。
雨もキャンプのうちですが、丸一日はキャンプ場で過ごすわけですからできたら晴れたほうがいいですよね。
そのため天気予報をしっかりチェックし、雨の可能性が高いときは潔くリスケすることも手です。
ただ最近はキャンプブームなのでキャンセル料が発生することもあります。
週間予報を上手く活用して決断することがポイントですね。
また風が強い日は焚き火も注意が必要です。
火の粉が飛んでテントやタープに穴が空くことがあります。
ファイヤーピットはテントやタープから見て風下に置きましょう。
さらに地面に枯れ葉が多く落ちている場合はそれに火がつくと山火事になる恐れも。
燃えやすい枯れ葉をファイヤーピットの周りから取り除いておくことも大切です。
春キャンプの楽しみ方
春キャンプでは春ならではの楽しみ方ができます。
・旬の食材が手に入りやすい
・花見ができる
旬の食材が手に入りやすい
春は道の駅などで地元の旬の食材が売られています。
筍やわらび等の山菜類の春の味覚をキャンプめしの食材として楽しむことができます。
またこの季節はイチゴ狩りができる農園もあります。
近くにそんな農園がある場合はイチゴ狩りを予定に入れると子どもたちが喜びます。
花見ができる
桜の木等の花の咲く木があるキャンプ場を選び、その木の近くにテントを張ることでキャンプと花見を一度に楽しむことができます。
ただそういう場所は人気が高いのでできれば有給休暇をとって平日に行くことをオススメします。
まとめ
じっと冬がすぎるのを待っていたキャンパーにとっては待ちに待った季節。
自然の華やぎの中でキャンプを楽しむことができます。
春という季節の特徴を理解し、楽しい時間を過ごしたいものですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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