◆ランタンについて
ランタンは夜の闇を照らす重要な道具です。
タープのポールやランタンスタンドの高い位置に光度の高いメインランタン、テーブルの上に光度の低いランタンを置くことをオススメします。
ランタンには大きく分けて以下の種類があります。
・ガソリンランタン
・ガスランタン
・LEDランタン
・灯油ランタン
ランタンの種類や特徴については“ヒマラヤスポーツ”さんのサイトがわかりやすくまとめられていますので、こちらを参照してください。
Table of Contents
ガソリンランタン
ガソリンを燃料とするランタンです。現在色々な種類のガソリンランタンが発売されていますが、コールマンのガソリンランタンはその歴史も長く、私も含め多くの愛用者がいます。
ガソリンランタンの特徴
①外気温に関係なく安定して使用できる
②光量が大きく明るい
③ポンピング等、使用するための準備作業がある
ガソリンランタンは非常に明るいので虫がよってきます。そのためテーブルランタンとしては不向きです。テントエリア全体を照らすメインランタンとして使用しましょう。
コールマンのガソリンランタンは使用するのに多少のコツが要ります。コールマンジャパンのランタン使用ガイド動画がありますので、初めて使用するときは一度チェックすることをオススメします。
使用上の注意
・点火するときは先ず火をマントルの側に近づけてから燃料バルブを開くようにします。
逆をやると爆発的に火がつくので危険です。
・乾電池を使った圧電点火式の場合は、撤収時に乾電池を取り出しておきましょう。つけっぱなしだと液漏れして点火ユニットが使えなくなります。
・燃料のガソリンはメーカー指定のものを使用しましょう。
・ランタン上部のベンチレーター部分は高熱になります。皮膚に触れるとその瞬間にやけどしますので注意してください。子供の手の届かない高さに設置しましょう。
・撤収のときはタンクに残ったガソリンを抜くようにしましょう。ランタンのゴム製部品の寿命を伸ばします。
・マントルに裂け目がある場合は新しいものと交換しましょう。使い続けると裂け目から炎がガラスグローブに当たって割れる原因となります。
・焼いたマントルは非常に壊れやすく、ランタンが何かにぶつかった拍子に破れてしまう場合があります。そのため、予備は必ず持っていくようにしましょう。
・燃焼中は一酸化炭素を含む有毒ガスが発生します。密閉された空間での使用は厳禁です。
◆ガスランタン
ガスランタンはガスを燃料とするランタンです。
専用のガスカートリッジを使用するものやテーブルコンロのガスカートリッジを使用するものがあります。
ガスランタンの特徴
①ガスカートリッジを取り付けるだけで点火準備が完了する
②点火は家庭のガスコンロと同じ圧電点火であり、簡単に点火できる
③外気温及び連続使用によってドロップダウン現象が発生し火力が安定しない場合がある
④ガソリン方式に比べて光量が弱い
(*ドロップダウンとは気温やガスボンベ本体の温度がボンベ内の液化ガスの沸点よりも低くなることでガスが気化しにくくなり、火が着きにくくなったり火力が上がらなくなる現象を言います。
気温がそれほど低くなくても連続使用することでガスが気化する時に気化熱が奪われ、ガスボンベ本体が非常に冷たくなって火力が上がらなくなることを経験された方も多いと思います。)
ガスランタンは一般的にはガソリンランタンよりも明るさは落ちますが、大型のガスランタンの場合はメインランタンとしても十分機能します。また小型のガスランタンはテーブルランタンとして最適だと思います。
またテーブルコンロのガスカートリッジを使用するタイプはテーブルランタンとしてコストパフォーマンスに優れており重宝します。
使用上の注意
・ランタン上部のベンチレーター部分は高熱になります。皮膚に触れるとその瞬間にやけどしますので注意してください。子供の手の届かない高さに設置しましょう。
・マントルに裂け目がある場合は新しいものと交換しましょう。使い続けると裂け目から炎がガラスグローブに当たって割れる原因となります。
・燃焼中は一酸化炭素を含む有毒ガスが発生します。密閉された空間での使用は厳禁です。
・ガスカートリッジはメーカー指定のものを使うことをオススメします。
LEDランタン
LEDを使用したランタンです。
乾電池や太陽電池により発光します。
LEDランタンの特徴
①スイッチを入れるだけで発光する
②気温には影響されない
③光量はガソリンランタンや大型のガスランタンよりは弱い
手軽ですが光量はそれほど大きくありません。テーブルランタンやテント内での使用に最適です。
使用上の注意
・特に注意すべき点はありませんが、使用後は電池を抜いておきましょう。
灯油ランタン
灯油ランタンはオレンジ系の暖かみのある光が特徴です。また、燃料が灯油ということもあり、燃料費が非常に安く済みます。
さらに小型の暖房器としての役割も期待できます。
灯油ランタンには加圧式とフェアーハンド式(非加圧式)の2種類があります。
加圧式
ガソリンランタンと同じ方式で気化させた灯油を燃やす方式で、光度も十分ありメインランタンとしても使用できます。
ガソリンランタンとの違いは予熱が必要なことです。
フェアーハンド式(非加圧式)
アルコールランプと同じ形式で、灯油を含んだ芯を上下させて明るさを調節します。
光度は低く、テーブルランプに適しています。
オレンジ色のゆれる炎にはリラックス効果もあり、テーブルランタンとしては最適です。
使用上の注意
・灯油ランタンにホワイトガソリンを絶対に入れないでください。
・ランタン上部のベンチレーター部分は高熱になります。皮膚に触れるとその瞬間にやけどしますので注意してください。子供の手の届かない高さに設置しましょう。
・マントルに裂け目がある場合は新しいものと交換しましょう。使い続けると裂け目から炎がガラスグローブに当たって割れる原因となります。
・灯油を燃料とするため、ススが出ます。そのため定期的なメンテナンスをオススメします。
・燃焼中は一酸化炭素を含む有毒ガスが発生します。密閉された空間での使用は厳禁です。
次はバーナーについて書く予定です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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