あなたはフィールドで調理するとき熱源を何にしていますか?
バーナー?
炭火?
それとも焚き火?
まあ、基本的には熱源は何でも良いのですが、焚き火の炎を熱源にする場合、炭やバーナーを積み込む必要がないので荷物が少なくて済みますよね。
ソロキャンプの伝道師「ヒロシ」さんももっぱら焚き火で調理しています。
ただ、焚き火の炎で調理する場合、火加減が難しく食材の表面は焦げているのに中は生焼けということがザラに発生します。
さらに薪の種類や状態によっては煤でクッカーが真っ黒になることも。
このように焚き火を使っての調理は結構難しいのです。
では焚き火を使って調理するときはどのようにしたら良いのでしょうか?
その答えは“熾火状態にして調理する”となります。
そこで今回は熾火について書きたいと思います。
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熾火って何?
熾火とは「薪の芯が炎を出さずに赤く燃焼している状態」の事を言います。
炎が出ていないので熱が弱く調理には向いていないと思いがちですが、熾火状態の薪からは高温の遠赤外線が安定して放射されています。
つまり火力が安定しているというわけです。
さらに煙があまり出ないのでクッカーに煤が付いたり食材に匂いがついたりすることが少ないという利点もあります。
火力は熾火からクッカーとの距離で調整できるので楽ですね。
このように焚き火は熾火状態にすることで調理に向いた熱源となります。
熾火の作り方
熾火の作り方は以下となります。
①普通に薪を組み火を付ける
②火が点いたら薪をトングなどでいじらず炎が収まるのを待つ
③薪の中心まで赤くなり炎が出なくなったら熾火状態の完成
使用する薪が細すぎると早く熾火状態になりますが、火の持ちが短くなるので細いものより太いものがいいでしょう。
ちなみに針葉樹より広葉樹の薪の方が密度が高いので長時間熾火状態をキープできます。
熾火に関する注意点
熾火に関する注意点もいくつかあります。
①炎が出ていないといっても燃えていることには変わりありません。やけどに注意しましょう
②火が点いたら薪をいじらない
③新しい薪を追加しない
④終わったらしっかり消火する
とくに②と③は重要です。
薪をいじったり新しい薪を追加して焚き火をいじってしまうと、炭化した薪が割れて燃焼時間が短くなってしまいます。
まとめ
焚き火でも熾火状態にすることで安定した火力の熱源になります。
特別な器具や材料は必要ないので、一度挑戦してみてはいかがでしょう?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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