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バーナーについて
バーナーは家庭でいうところのガスコンロです。
調理に欠かせない道具ですね。
キャンプでは焚き火や炭火でその代わりをすることができますが、火がつくまでに準備や時間がかかるのでバーナーはあったほうが良いでしょう。
バーナーの種類と特徴
バーナーには大きく分けて燃料的にガソリンとガスの2種類があり、形式的にシングルバーナーとツーバーナーの2種類があります。
ここでは燃料別に分けて説明します。
◆ガソリンバーナー
ガソリンを燃料にしたバーナーです。
コールマンのガソリンバーナーが代表的であり、根強い人気があります。
・メリット
①火力が強い
②ポンピングでガソリンタンクを加圧して燃料を送るので、火力が外気温に左右されない
③風に強く多少の風では火が消えない
・デメリット
①ツーバーナータイプは本体が大きくなり、重量も5キロ前後となる
②ポンピングや火の安定させ方にコツがあり、“慣れ”が必要
③不完全燃焼するとススが発生し、調理器具が黒くなる
*使い方についてはコールマンジャパンのサイトに説明動画がありますので、実際に使用する前に一度チェックしておくことをオススメします。
コールマン以外のメーカーの場合もメーカーのサイトの使用説明動画がある場合はそれを見たり、ショップスタッフに使用のコツをしっかりきいておきましょう。
◆ガスバーナー
ガスバーナーは家庭のガスコンロのように、火力調整ノブを開けて点火スイッチを押すだけで火がつく、非常に使いやすいバーナーです。
以前は火力がガソリンバーナーに比べて弱いという弱点がありましたが、最近は高火力のものも発売されています。
・メリット
①点火が楽。
②カセットコンロ用のカートリッジを使うタイプは燃料費が安く済む。
③本体がコンパクトで軽い。
・デメリット
①火力がガソリンバーナーに比べてやや弱い。
②風に弱い機種もある。
③連続使用や寒冷時にドロップダウンが発生し、ボンベからのガス供給が減って火力が下がる。
(*ドロップダウンとは気温やガスボンベ本体の温度がボンベ内の液化ガスの沸点よりも低くなることでガスが気化しにくくなり、火が着きにくくなったり火力が上がらなくなる現象を言います。
気温がそれほど低くなくても連続使用することでガスが気化する時に気化熱が奪われ、ガスボンベ本体が非常に冷たくなって火力が上がらなくなることを経験された方も多いと思います。)
以上、ガソリンバーナーとガスバーナーの特徴を書いてきましたが、私個人的にはガソリンバーナーがアウトドアでの調理には一番向いていると思っています。
ただ、これからキャンプデビューする人は、利便性の面でガスバーナーを選んだほうが良いのではないかと思います。
特にカセットコンロ用のガスカートリッジ(CB缶)を使用するタイプは、燃料費がかなり安くなりますので懐にも嬉しいですね。
【ご注意!】
基本的にガスバーナー使用の際はメーカーが指定したCB缶(カセットボンベ)を使用することで性能と使用上の安全が担保されますので、使用される際はメーカー指定のCB缶を使用することをオススメします。
シングルバーナーとツーバーナーどう選ぶ?
- シングルバーナー
軽くコンパクトに収納できるのでソロキャンプ向けです。
またグループキャンプやファミリーキャンプにおいてはサブバーナーとして持っていくと重宝します。 - ツーバーナー
グループキャンプやファミリーキャンプ向けです。
一般的なアタッシュケースを一回り大きくしたサイズであり重さも3〜5キロほどありますが、車で移動する場合は問題ないと思います。
バーナー使用時のヒントと注意
①バーナーを使う前にバーナーの内底や内壁にアルミホイルでカバーしておくと汚れません。
②撤収時、ガソリンバーナーのタンクに残ったガソリンは抜いておきましょう。
③ガスバーナーのボンベやカートリッジを焚き火などの熱源の近くに放置すると爆発の危険があります。
④密閉された空間でバーナーを使用するのは厳禁!一酸化炭素中毒の危険があります。
⑤ツーバーナーはバーナースタンドとセットで購入するといいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次はクッカー(鍋)について書く予定です。
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