ジャパンキャンピングカーショー’25のレポートは2回に分けて行おうと思っていましたが、写真が多く2回では収まらなかったので当初の予定を変更して3回に分けました。
今回はその3回目です。
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SHOZU



ダイハツのハイゼットカーゴがベース。
この車には取り外し可能なデンソー製の車載用クーラーを取り付けることが可能で、秋〜春は取り外して収納家具と入れ替えることができるそうです。
ただでさえ狭い軽キャンパーなのでこれはありがたい仕様です。
インテリアも必要最小限にまとめられており、居住性が向上しています。
窓も多く昼間はライトいらず。

オプション込みの価格は結構高めです。
この価格ならバンコンも視野に入ってきますね…


Mini POP Flyer

Mini POP Flyerは電動でセットアップできるポップアップルーフを搭載しており、室内で立つことが可能です。
この室内で立つことができるという要素はキャンピングカーライフを快適にする大きなポイントですね。

ただし価格もかなり高い。
この価格だとタウンエースやボンゴ等小型のバンコンがライバル。
ワタシ的には軽キャンパーは300万前後の価格設定しないと居住性の高いライバルとの戦いになるので色々と厳しいだろうなぁと思います。

天井が高いので圧迫感がありません。


J-Cabin mini S



これはキャンピングシェル。
軽トラックの荷台に乗せることでキャンピングカーとして使用できます。
そのためシェルを下ろすと軽トラックとして使用可能。
基本的に現在の規格に沿った軽トラックであればメーカー問わず載せることができます。
シェルのフレームには重量軽減のためにアルミを使用し、ベース車の負担軽減と燃費の向上を図っているそうです。


前方のバンクベッド部分はラゲッジスペースとして使用するなら十分な容量があります。
またシート下も収納スペースとなり、長旅でも荷物の置き場に苦労することはないでしょう。
シェルの高さも十分。
立つことができるのでいろいろな作業が楽です。



クーラーはポータブル電源で動かします。
であればなので1,000Kw以上の容量のポータブル電源が必要になります。
デシエルト02




ポップアップ式のキャンパーシェルで現行ハイラックスや新型トライトンの荷台に適合します。
走行時は低いルーフのまま軽快に走行し、停車時にはルーフをアップすることで約3倍の居住空間を確保できます。


ルーフ全体がポップアップすることで現れる高くて広い居住空間。
中で立つことができるので立ち居振る舞いが楽。
これはキャンピングカーとしては非常に重要です。

このポップアップルーフは居住空間が広くなるのは良いのですが、非常に目立ちます。
道の駅やSAなどでは「ここで車中泊してますよ」とアピールすることになるので、車中泊が可能な場所を選ぶ必要がありますね。
VILLATOR

フィアット デュカトがベースのVILLATOR。
ショックアブソーバーのパイオニアである「カヤバ」が手掛けただけあり、乗り心地には特にこだわったキャンピングカーだそうです。



インテリアはフロントシートとセカンドシートで構成するダイネットのほか、中央にはキッチンとマルチルームを配置。
リアにも二の字ソファのダイネットを搭載。ここは就寝スペースとしても利用可能。

デュカトはもともと車内が広く天井が高いのでキャンピングカーのベースとしては最適な車種ですが、お値段が高くなるのがネックですかね〜。
とはいえスマート&おしゃれなので宝くじにでも当たったら買っちゃおう!


インテリアもおしゃれですね。
これだったら長期間の旅も快適に過ごせるだろうなぁ…
気になる燃費ですが、ディーゼルエンジンなので実測値が10k/L程だそうです。
意外と走る…
LUNETTA


キャンピングカーの大手ビルダーである「VANTECH」による軽バンキャンパー。
内装は緩やかな曲線で形作られたファニチャーと車内を優しく照らす間接照明が特徴的です。
価格もやや高め…

リアハッチの内側上部に設置されたオーバーヘッドコンソールで照明灯の集中管理が可能なのはありがたい。
さらにバックドアのレールに小さめのテーブルがセットできます。
これは地味ですがRVパークやキャンプ場では活躍するでしょうね。
写真にあるスロープですが、これは何に使うんでしょうか??
スタッフさんに訊くのを忘れてました(汗)
ところでリア側にシンクが設置されているのですが、軽キャンパーにシンクは必要なのでしょうか?
小さいシンクで洗い物をすると水や洗剤がどうしても周りに飛び散ってしまいます。
ただでさえ狭い軽キャンパーのスペースがさらに狭くなるのでワタシ的には不要だと思います。
道の駅やSA/PAなどではメニューを工夫し”拭き取り”に徹し、洗うのはRVパークやキャンプ場で行うのが吉かと。
まとめ
これだけキャンピングカーの種類が多くなるとどれも似たようなものになってきますね。
大きな流れは「快適さ」に向かっていると思いますが、そのあまりあれもこれもと装備して肝心の「過ごすスペース」が削られつつあるなぁ…と感じます。
私はハッチドアを跳ね上げてそこに腰掛け海を眺める事ができれば十分なんですがね…
あ、でも冬は暖かいほうが良い。
夏は…涼しいところに行くのでクーラーはいらないかな。
最後まで読んでいただきありがとうございます。