昼間は相変わらず暑いですが夜になると気温も下がり過ごしやすい季節になってまいりました。
秋は魅力的な季節。
紅葉、清々しい空気、季節の味覚等など…
今回はそんな秋キャンプの魅力と注意すべき点について書きたいと思います。
Table of Contents
秋キャンプの魅力
秋キャンプの魅力をまとめてみました。
・過ごしやすい気候
・害虫が少なくなる
・秋ならではの味覚が楽しめる
・焚き火が楽しめる
■過ごしやすい気候
太平洋高気圧が南に下り北から大陸の高気圧に入れ替わると気温が下がり同時に空気が乾燥してきます。
じっとしていても汗が滲みなんとなく気持ち悪いこともないし、熱帯夜で寝苦しいこともくなりますね。
また天気は周期的に変わりますが、晴れているのに突然の夕立で慌てることからも開放されます。
このように秋の気候はキャンプの難易度が低くなるのでキャンプデビューに最適の季節だとも言えます。
■害虫が少なくなる
キャンプ場で代表的な害虫といえば蚊、アブ、ブヨですね。
特にアブやブヨは噛まれると強いかゆみが長期間続くため非常に厄介です。
アブやブヨの活動が活発になるのは梅雨の時期から9月までであり、それ以外の季節は活動も弱まりその姿もあまり見なくなります。
■秋ならではの味覚が楽しめる
秋は実りの季節です。
果物やきのこ類も豊富に出回ります。
また夏では敬遠されていた鍋料理も選択肢に加わり料理の幅も広がります。
キノコ鍋や芋煮など、大勢で鍋を囲んで楽しめますね。
■焚き火が楽しめる
夏は暑くて焚き火を楽しむ気持ちにはなりません。
やはり焚き火は寒いときにこそ心と体を温めてくれるものですよね。
秋の夜長は気温が下がるので焚き火の周りにいつの間にか人が集まり話が弾みます。
このように秋は良いことずくめ。
道具を積んで、さあでかけましょう!
秋キャンプの注意点
いい事ずくめの秋キャンプですが注意すべき点もあります。
◆寒暖差が大きい
秋は昼と夜の気温差が大きくなります。
特にキャンプ場のある郊外や山間部などでは、晴れた日の昼間は20°前後になり夜は10°以下になることもあります。
その差は10°以上。
そのため冬用の装備を荷物に追加することをオススメします。
特に晴れた日の明け方は放射冷却により冷え込みも厳しくなるので、シュラフは冬用、シュラフマットは厚手のものを用意し、寒くて眠れないということがないようにしましょう。
秋キャンプの注意点はいくつかありますが、この寒さ対策が最重要ポイントと言えます。
キャンプ場を決めたらその場所の最高、最低気温を調べて装備を準備することは必須ですね。
◆暗くなるのが早い
“秋の日はつるべ落とし”という言葉があるように秋は日が傾き始めると短時間で暗くなります。
そのためキャンプ場に到着したらテントサイトの準備を手早く済ませる必要があります。
またランタン等のセットアップもしっかり済ませておきましょう。
ガソリンや灯油を使うランタンの場合は燃料を多めに入れておくと良いでしょう。
点灯する時間が長くなるので途中で燃料切れになると暗い中で補充、再セットアップをするはめになります。
◆夜露に注意
秋は夜露が降ります。
これは夜冷え込むことで空気中の水蒸気が屋根の外に出ているモノに水滴として着く現象です。
タープやテントの外に出しっぱなしにしていたものの上面にはまんべんなく水滴が付着します。
カメラやソーラー充電器などを仕舞い忘れると使えなくなってしまいます。
そのため夜寝る前には濡れたら困るものはテントやシェルター、タープ等の屋根の下に入れておきましょう。
◆テントの結露に注意
夜冷える季節はテントの内側に水滴が着く現象が起きます。
原理は夜露と同じですが、テント内と外気の温度差が大きいほど結露もしやすくなります。
夏の湿度が高いときに冷えたビールを注いだグラスの外側にびっしりと水滴が着きますね。
これと同じ現象です。
厄介なのは結露を完全に防ぐ方法がないことですが、テント全体を包むフライシートとテント本体で構成されるダブルウォールタイプのテントを使用することで軽減させることができます。
結露が起きたら撤収前に水滴を拭き取り、完全に乾かしてから収納することをオススメします。
これをやらないとカビや嫌な匂いの原因になります。
◆自生しているきのこは食べない
きのこは毒を持つものも多くあり、素人では見分けるのは非常に困難です。
そのためフィールドに自生しているきのこを見つけても決して食べないようにしてください。
またきのこの毒は煮ても焼いても消えることはありません。
最悪命に関わる事故に繋がりますのでこれだけは徹底しましょう。
まとめ
秋は一年で最もキャンプに適した季節ですが、キャンプを成功裏に終わらせるいちばん大切なポイントはキャンプ場の気候に合った装備を準備するという点です。
特に秋キャンプはキャンプ場のロケーションによって気温の傾向が大きく違います。
事前にしっかり調べてそれに合った装備を整えることが重要です。
移動が車の場合は真冬の防寒着を荷物に追加しておくと良いですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメント