最近女性のソロキャンパーが増えてますね。
それはとても良いことだと思います。
都会の喧騒や仕事、いろいろな人間関係で疲れるのは男も女も同じ。
自然の中で焚き火を眺めながら色々な思いに浸りたいですよね。
ところがそんな女性ソロキャンパーを見つけるとやたら近づきたがる男性がいるのも事実。
中には犯罪まがいのことをやらかす輩がいるのは否定できません。
以前のように本当の意味でのキャンプ好きしかいなかった頃に比べると、キャンプ人口が増えた今モラルの低い人が出てくるのは必然と言えます。
そこで今回は女性のソロキャンプにおけるセキュリティについて書いてみたいと思います。
Table of Contents
女性ソロキャンパーをめぐる事件簿
①二人組の男にテントに引きずり込まれそうになる
2022年9月、ソロキャンプを楽しんでいた女性が近くでキャンプしていた男に焚き火の火起こしの手伝いを頼まれ手伝っていたところもうひとりの男が現れテントの中に引きずり込もうとした。
このときキャンプ場の管理人は不在だったが、自動販売機の商品補充に来ていた業者が女性の悲鳴に気づき警察に通報。
女性は危うく難を逃れた。
<コイツラキャンプ場に一体何をしに来たんだ💢>
②テントの中に入って来ようとする男
20代の女性がソロキャンプをしていると50代の男が「テントの設営手伝おうか」とか「火起こし手伝おうか」とやたら話しかけてきたそう。
その時は適当にあしらったが夜いきなりテントの入口を開けて「夜は危ないから気をつけてね」と言いながら入ってこようとした。
<いや、危ないのはオメーだろ💢>
女性はキャンプの初心者だという先入観があるのか、やたら教えたがる男がいるようです。
ソロキャンプやっている段階でその女性はかなりのベテランだということがわからないのですかね。
<グループで来てワイワイ騒いでいる男のほうがビギナーだっちゅうの!>
③就寝時テントに侵入されて写真を取られる
朝起きたら枕元においていたデジカメで自分の寝顔を撮影されていた。
つまりそっとテントに侵入し写真を撮ってそっと出ていったということ。
これは怖いですね。
幽霊よりも生きている人間のほうが怖い…
④キャンプギアの盗難やテントの切り裂き
北海道でソロキャンプ中の女性がしばらくテントサイトを離れて帰ってきたらキャンプギアがなくなっていた。
さらに朝起きたらテントのフライシートが切り裂かれていたそう。
特に盗難は女性のソロキャンパーに限らず発生しているようです。
私の場合は寝るときにお気に入りのギアや高価なものは必ずシェルターの中に入れています。
10年ほど前は出しっぱなしでも平気だったんですがね…
これらの事件以外にもしつこく付きまとわれたり口説かれたりと、本当に大変な思いをした女性が多いと聞きます。
キャンプ人口が増えるのはいいことだとは思いますが、こういう輩が増えるのは困ったものです。
女性ソロキャンパーのセキュリティマニュアル
最近ネットで「初心者女性ソロキャンパーナンパブログ」が炎上しブログが削除されるというニュースを目にしました。
そこで語られていたのが
「二度と行かないキャンプ場を選ぶ」
「フリーサイトの場を選ぶ」
「自分も飼っている体で、ペットを褒める」
「女性が洗い場に行ったら、自分もすかさず行く」
「忘れ物したフリして借りにいく」
「作りすぎちゃって、で料理を渡しにいく」
「飲んでる女性を選んで狙う」
という内容だったようです。
つまり、こういうことをやってくる男性は疑ってかかったほうがいいということですね。
セキュリティ対策その1 管理人常駐のキャンプ場を選ぶ
管理人が常駐しているキャンプ場を選びましょう。
そういうキャンプ場はグランピングや他の宿泊施設を併設しているところが多く、24時間管理されています。
hinataスポットというサイトなどで探すことができます。
セキュリティ対策その2 区画サイトを選ぶ
フリーサイトではなく区画サイトを選びましょう。
区画サイトはきっちりと仕切られているのでその境界を超えることに対して心理的な抵抗が発生します。
上のナンパマニュアルには「フリーサイトの場を選ぶ」とありますのでその逆を行くわけです。
セキュリティ対策その3 ファミリーキャンパーの近くに陣取る
区画サイトを予約する時にファミリーキャンパーの隣にしてもらうとさらにいいと思います。
ファミリーのお父さんがまさか奥様や子供の前で悪さをするとは考えづらいし、奥様という女性もいるので何かと安心できます。
子供の声は気になりますが安全なキャンプには替えられません。
またフリーサイトの場合でもファミリーキャンパーの近くにテントを張りましょう。
セキュリティ対策その4 一人ではないような演出
ソロキャンプではなくカップルや友達と来ているようにみせることも重要です。
・テーブルにカップを2つ置く
・テントの入口に男物のサンダルを置く
・テントの中でライトを常に点けておき中に人がいるようにみせる
等でソロキャンプではないことがアピールできます。
さらにテントはソロ用のテントではなく2〜3人用のものを使うといいと思います。
セキュリティ対策その5 ビギナー感を出さない
テントの設営、火起こし等に手こずっているとお節介な輩を引き寄せてしまいます。
そのためこれらの作業がスムースにできるようになるまではソロキャンプをしないということも大切なポイントです。
もし何かに手こずりそうなら管理人かファミリーキャンパーのお父さんに訊くといいでしょう。
こういう意味でもファミリーキャンパーの近くに陣取る意味があります。
セキュリティ対策その6 テントのファスナーのスライダーに鍵をかける
就寝時はテントの出入口のファスナーのスライダーに南京錠のようなもので鍵をかけましょう。
上の写真のスライダーの輪っかの部分をつないでしまうわけです。
これを行うためにはファスナーにスライダーが2つ付いているものでなければなりません。
こうすることでスライダーは動いても中に入ってくることはできません。
セキュリティ対策その7 センサーライトを利用する
人や動物が近くを通るとそれに反応してライトが点くセンサーライト。
これをテントの入り口に付けておくことで就寝時に盗難等の被害に遭う確率を下げることができます。
人は暗がりでいきなりライトが点いて照らされるとそこから離れようとします。
何か目的があって近づいていてもライトに照らされると誰かから見られているという感覚になり、その先に進むのを躊躇してしまうのです。
センサーライトはそれほど高くなく、取り付けも非常に簡単なものが多いので試す価値はあります。
セキュリティ対策その8 無防備に打ち解けない
ソロキャンプをする人は「せめてキャンプ場では一人で自由な時間を過ごしたい」と考えている人でしょうから、近くのキャンパーと無防備に打ち解けることはないと思います。
これは大切なことで、変に打ち解けた態度を取ると勘違いしを誘発し、しつこく絡まれる恐れがあります。
常に一定の距離を取り近づきがたい雰囲気を醸すようにしましょう。
ノートやなにかの資料を持参し「仕事をしている」感じを出すのも手かもしれません。
セキュリティ対策その9 SNSでリアルタイムでの配信をしない
SNS等でリアルタイムで配信すると自分の居場所が特定されやすく、近くに住む輩を呼び寄せてしまう危険性があります。
「〇〇キャンプ場で今ソロキャンプ中でーす♪」というような内容はリアルタイムでは発信しないようにしましょう。
まとめ
女性のソロキャンプにおけるセキュリティポイントをまとめてみましたが、その内容は特に難しいものではなく誰にでもできることだと思います。
また「日本単独野営協会」という組織があります。
この組織のメンバーになることで、いろいろなサポートが受けられ、さらに女性ソロキャンパー仲間も見つけることができるでしょう。
そういう仲間と複数ででかけ、それぞれの距離をとってソロキャンプをするのもいいかもしれません。
何かあったらお互い助け合えますからね。
今後願わくばキャンパーのモラルが向上し、女性がこのようなセキュリティ対策を講じる必要がなくなってくれればいいなぁ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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