恋人と二人きりのキャンプ。
満天の星の下で寄り添って焚き火を楽しむ。
とてもロマンチックですね。
特にお相手がキャンプ初心者である場合、設営から撤収までをスムーズにこなすあなたの株はストップ高になること間違いなし!
しかし、やり方を間違えるとロマンチックどころか彼女が「もう二度とキャンプはやらない💢」という残念な結果になってしまうことも。
そうならないためにもキャンプデートの要点をしっかり押さえておきましょう。
この記事は私の独断と偏見に基づく男性キャンパー向けの「キャンプデート虎の巻」です。
Table of Contents
キャンプは嫌だ!となる原因と対策
キャンプデビューをしたけど「キャンプはもういいかな」と感じてしまうもろもろの原因を以下の3つに分類しました。
・気候によるもの
・環境によるもの
・やり方によるもの
気候によるもの
キャンプの快適性は気候に大きく左右されます。
暑さ、寒さ、風雨。
これらを考慮しないとキャンプは不快な体験として記憶に残ってしまいます。
①暑さ
日本の夏は湿度が高く実に不快です。
勿論フィールドにはエアコンなどありません。
じっとしてても汗はダラダラ。
化粧は汗で流れてしまう。
こんな環境に連れてきたのではロマンティックなキャンプなど期待できませんね。
夏は後述する虫も多くキャンプに向いた季節とは言えません。
そのため基本方針として真夏のキャンプは避けるべきです。
もしどうしても夏にやる必要があるのならできるだけ涼しい高原のキャンプ場を選びましょう。
②寒さ
寒さは暑さよりも大敵です。
特に寒くて眠れない経験をしてしまうと大抵の人が「キャンプはもう懲り懲り」と思ってしまいます。
したがって寒くなる秋の後半から初春までの季節は避けたほうが無難です。
ただその季節はキャンプのベストシーズン。
薪ストーブなどの暖房設備、さらに冬用シュラフや湯たんぽ等を準備して万全の対策をするのであれば、逆に素晴らしい時間を過ごすことが可能です。
(冬キャンプに関する記事を参考にしてくださいね)
この“万全の対策”がベストシーズンである寒冷期のキャンプデートを成功させる条件です。
③雨
雨はどんなにいい季節であってもつきものです。
キャンプ好きな人には「雨もまたキャンプのうち」ですが、それでも晴れた日に比べると気分がそれほど高揚しませんね。
キャンプ好きでさえこうなのですから、キャンプ初心者や誘われたからとりあえず参加した様な人にとっては最悪な時間になってしまうのも無理はありません。
さらに夜強い雨が降るとテントのフライシートが雨に叩かれて大きな音を立てます。
この音はテントの中にいる人を不安にしますし不眠の原因にもなります。
よって天気予報をチェックし雨が降る確率が高い場合はスパッとリスケすることをオススメします。
環境(キャンプ場)によるもの
ここで言う環境とはキャンプ場の状況や施設に関するものになります。
気候が良くてもこれが悪くては良い印象は残せません。
①付帯施設
トイレや洗い場等の付帯施設は非常に重要です。
トイレが男女共用であるとかウォシュレットが設置されていないキャンプ場は避けましょう。
また洗い場もよく整備されていることが大事です。
ここが汚いと食事も楽しめなくなります。
②入浴施設
毎日入浴したいと思っている女性も少なからずいます。
そのため事前にヒアリングし、必要があればお風呂が付いている、もしくは近くに日帰り温泉があるキャンプ場を選びましょう。
③キャンパー層
公営等のリーズナブルなキャンプ場は多くのキャンパーでごった返しますし、酔って騒ぐパリピ族的なグループも多く静かな環境はなかなか期待できません。
土日を避けるのであればともかく、週末にキャンプするのであれば利用料が高めでもある程度のプライベートスペースが確保されるキャンプ場を選びましょう。
また利用料が高いキャンプ場は付帯施設も充実していることが多いのでオススメです。
④虫や野生動物
虫やヘビが好きな女性は多くありません。
そのためそれらが多いキャンプ場は避けるべきです。
ロケーション別に見ると虫や野生動物の多さは
林間>高原>海
という関係にあります。
季節的には
夏>秋>春>冬
サーフェス的には
芝>土>砂利
これらを参考にしてキャンプ場を選ぶことも重要ですね。
ただし、冬を除けば虫は多かれ少なかれ必ず現れます。
彼女が大の虫嫌いであれば防虫剤や殺虫剤等はしっかり準備し、タープもメッシュウォールで囲まれたスクリーンタープにすることで虫との遭遇を避けることができます。
やりかたによるもの
やりかたとはズバリあなたの行動、態度に関するものです。
気候や環境をしっかりプランニングしたのにこれが駄目なら全て台無しになります。
キャンプ初心者である彼女はあなたの一挙手一投足をじっと観察しています。
常に見られていることを自覚し正しく行動しましょう。
①手際の悪さ
テントやタープのセッティング、炭や薪への着火等に手間取りいつまでたってもできないようではキャンプの楽しみより不安を大きくしてしまいますしあなたの株が暴落してしまう恐れもあります。
したがって事前の準備はおろそかにしてはいけません。
先ず手際よくセッティングするためにテントやタープが新品である場合は事前に必ずリハーサルしておきましょう。
ましてや現地で最初にやることがテント、タープのセッティングです。
何事も最初が肝心。
ここでスパッと決めることがキャンプデートを成功に導く大きなポイントとなります。
また炭や薪への着火ですが、薪はそれほど難しくありません。
問題は炭ですね。
炭はチャコールブリックス等の成型炭をファイヤーピットの底に置いて火をつけ、その上に炭を並べてうちわや送風器等でしっかり風を送ることで比較的容易に火が点きます。
二人でキャンプするのでバーベキューコンロは使用せずファイヤーピットで調理することになると思います。
その場合は最初に炭火で調理を行い、それが終わったら火の点いた炭の上から薪を入れてそのまま焚き火へと移行しましょう。
このスムーズな移行が地味に高感度ポイントを稼いでくれますよ。
②無茶振り
彼女はキャンプの初心者なので何をどうやったら良いかわかりません。
そんな彼女に「あれをやれ、これをやれ」と言うのは無謀ですし、一気にキャンプに対する興味を失うきっかけにもなりかねません。
初めてのキャンプデートではあなたがホストとなり彼女を”おもてなし”することが肝要です。
もちろん彼女から「なにか手伝いたい」という申し出があれば軽作業をやっていただきましょう。
道具を使う場合はその使い方を丁寧に説明します。
自分がやったほうが早い場合でもやってもらいましょう。
こうすることで次回以降お任せすることができますし彼女にとっても傍観者から当事者になるので、よりキャンプに興味をもって参加することができます。
調理に関してもあなたが主体となって行うのがベストですが、あなたが調理が苦手である場合は前もってそれを彼女に伝えておき、調理はお任せすることが大切です。
その場合はあなたは調理助手に徹し、口を出さないことです。
③自慢話
お気に入りや人気のキャンプギアについては、ついつい自慢したくなるものですが、それは百害あって一利なしです。
そもそも彼女はキャンプにあまり興味はないわけですから、キャンプギアについては何も知りません。
手に入りづらくプレミアムが付いているようなものに対しても「??」であり、それを自慢しても「ふーん」という反応で終わるでしょう。
自慢は価値のわかる人に対してのみ有効なわけですからこの場合は無意味であり、さらに「何かを自慢する人」というマイナスの印象を与えてしまいかねません。
よって自慢話は封印しましょう。
④気遣い
彼女がいることを忘れて自分の世界に入り込んでしまうと「私よりもそっちが大切なのね💢」となってしまいます。
彼女は慣れない環境で過ごすわけですから、常に様子を観察し適切な対応を行いましょう。
・夜寒くなる季節では常に防寒具を余分に用意しておき、寒そうにしていたらそれを着せる
・夜彼女のシュラフに湯たんぽ等を入れてあげる
・焚き火を囲む場合は風向きを考え風上に彼女の椅子を置く…等など
こういう気遣いがあなたの高感度を地味に上げてくれます。
⑤マナー
タバコの吸殻をポイ捨てしたり、ゴミを散らかして片付けしようとしない姿は彼女を幻滅させてしまうでしょう。
キャンプのマナーを守ることは人間性の無言のアピールとなります。
ゴミの処理、焚き火の後始末はもちろん、キャンプサイトを来たときよりも綺麗にして帰る姿はあなたの評価を爆上げしてくれること請け合いです。
まとめ
この記事はキャンプ好きな男性がキャンプをやったことがない彼女と初めてキャンプデートをするときのための「虎の巻」として書きました。
私が後輩や知人からアドバイスを求められたらこう言うだろうという内容となっています。
恋人にキャンプの良さや楽しさを知ってもらい、キャンプ好きになってもらうために役立てばいいなぁ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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