富山、能登、金沢周遊旅レポート(1/3)

VAN-LIFE

今年もおわら風の盆の季節がやってきました。
去年初めて訪れて以来すっかりハマってしまった私。
今年は無謀にも車で行くことにしました。
とは言ってもこの暑いさなか車中泊するのは病気の元。
泊まれる健康ランドをベースにして色々走り回る予定です。
このツアーの様子を3回に分けてレポートします。

いざ出発

夏のよく晴れた吉日。
初日の目的地は金沢市です。
家から金沢市までは約480km程。
北陸とはいえ猛暑であることは同じ。
夜も熱帯夜なので車中泊は初手から諦めています。
シティホテルも考えましたが、大きな風呂と本格的なサウナも完備している「健康ランド」に泊まることにしました。
何よりリーズナブル。
費用を抑えるためにも有効です。
施設には15時ころに着きたいので午前8時に出発。
時間的には余裕があるということで、チンタラ走りで関越道を北上します。

「佐久平PA」

佐久平PAは上信越自動車道にあるPAです。
ここは標高が800m程あるので比較的涼しい。
夜の気温は20°前後まで下がるということで、場合によっては帰りにここで車中泊することもアリかな。

信州そばの店が併設されていました。
しかし開店が11時。
あと30分ほどあるなぁ。
というわけで、今回は諦めよう。
次ね、次。

高台にあるのは「ハイウェイオアシスPARADA」という施設。
自然体験・グルメ・リラクゼーションを楽しむことができるそう。
佐久平PAからは第2PAに設置されたジャンボエスカレーターで直結しているということですが、それらしきものは見当たらず。

著名な山々に囲まれているようです。

ランチ

PA内のレストラン。
スタミナ定食(ポークジンジャー)をチョイスしました。
これ、前回ここで休憩したときも選んだような…
すりおろしニンニクをたっぷり乗せて食します。
お味は普通ですかね。

名立谷浜PA

北陸自動車道の「名立谷浜PA」
日本海の海の家をイメージした作りだとか。
…海の家には見えないけどな…

すぐ向こうには日本海が広がっています。

ソフトクリームがあったのでここは当然チャレンジします。
お味は普通ですかね。

健康ランド 金沢ゆめのゆ

今回の旅のベースとなる「金沢ゆめのゆ」
ホテルが併設されている健康ランドです。
炭酸泉、ラジウム湯、岩盤浴、ドライサウナ等が設置されています。

リクライニングシートルーム。
このシートは有料です。
席を外しても他の人に取られてしまう心配がありません。
ここで寝ることもアリですが、ちょっといびきが気になるし照明が明るいので繊細な私は熟睡できそうにありません。
なのでパス。

準個室

リクライニングシートルームの奥に準個室があります。
室数は50(うち女性専用15)
準個室というのは「カプセルホテル」の天井を高くした感じの個室です。
ドアに鍵はかかりませんし天井部も開いています。
なので隣の部屋からの音がよく聞こえる設計。
おそらく消防法の絡みでこうなっているのかと。

ちゃんとしたベッドとテレビ。
テレビはイヤフォン使用です。
ドアに鍵がないのでベッドサイドテーブルに鍵付きの物入れがありました。
頭の上にエアコンが付けられており、温度を下げると寒いくらいです。

ベッドの寝心地は良かったので睡眠はきちんと取れましたよ。
ただ唯一のマイナスポイントは「加齢臭」が準個室コーナー全体に漂っていたこと。
これはキツかった…
まあ10分も中にいると鼻が慣れて匂いを感じなくなるのでいいのですが、外から中に入るたびにテンションが下がりました。
これ、なんとかしたほうが良いと思います。

レストラン

レストランは2個所あります。
バラエティ豊かなメニューがある大広間と焼き肉店です。

大広間は200席の広さ。
舞台も設けてあり、日々のイベントや歌謡ショーなどがあるそう。
とりあえずビールと餃子、豚肉の黒酢あんかけ定食を食しました。
黒酢あんは結構美味しかった。

スナック「スターダスト」

施設内のスナック「スターダスト」
スナックって酒飲んでお嬢さんとカラオケ歌う場所でしたっけ?
そういう場所にはもう数十年行ってないので楽しみ方を忘れちゃいましたよ。

売店にはなぜか抗原検査キットが販売されていました。
あまりの安さに「本当に検査できるのかしらん?」と思うのは私だけ?

朝食

朝食はバイキングです。
お代は1,500円。
用意されている料理の種類はそれほど多くないので割高感が半端ない。

越中八尾

次の日も晴天。
この日は「おわら風の盆」がメインイベントです。
八尾医療センターの駐車場に協力金3,000円払って車を停めて会場まで歩きます。
所要時間は30分程。
天気が良すぎて汗だくに。
お祭りなので基本は野外。
なので当然晴れている方がいいのですが、この季節ばかりは曇りであってほしい…。

八尾は坂の町。階段も多い。
案内図の横に走る小径は左側が高くなった坂道です。
私がメインに観たのはオレンジで囲んだ2箇所。
丸い鏡町と楕円形の諏訪町通りです。

鏡町会場

鏡町会場は長い階段の下に開けた狭い広場。
去年は到着が遅かったので階段はすべての場所が既に陣取られていました。
今回は正午頃に到着し、下から10段目辺りの絶好の位置をキープ。

鏡町での場所取りを終え諏訪町通りへ移動します。

諏訪町通り

諏訪町通りは両側に昔風の建物が多く、道路も石が敷き詰められた風情のある景観です。
暗くなるとぼんぼりに灯りがともり、なんとも言えない良い雰囲気になります。

諏訪神社。
町名の由来です。

この通りの坂の上から町流しが下ってきます。

いよいよその時が…

暑さに耐えること5時間。
いよいよ踊りが始まります。

ここでおわら風の盆について簡単に説明します。
(おわらとは)
おわらの語源には諸説あります。
・江戸時代に地元八尾の遊芸の達人たちが創作した七五調の唄の中に「おわらひ(大笑い)」という言葉を差しはさんで町内を練りまわったのが「おわら」と唄うようになったというもの
・豊年祈願から藁の束が大きくなるようにとの思いからの「大藁(おおわら)説」
・八尾近隣の小原村の娘が唄いはじめたという「小原村説」など

(風の盆とは)
二百十日の前後は台風到来の時節。収穫時の稲穂が風害に遭わないよう、風の神様を鎮める豊作祈願が行われていました。
その祭りを「風の盆」というようです。
また、種まき盆、植え付け盆など、地元で休みのことを「ボン(盆)」という背景があり、呼び名の由来があるのではないかとも言われています。

(踊りについて)
現在主に踊られている「新踊り」は男踊り・女踊りがあり、若柳流の若柳吉三郎が振り付けしたもの。
男踊りは農作業の様子、女踊りは色気漂う優美な振り付けです。

17時になり、踊りが始まりました。
いや〜良い踊りですね〜。
特に編笠で踊り手の顔が見えないことで観る方の妄想が膨らみ、すべての踊り手さんが魅力的に見えます。

少し長いですが動画を貼りました。

さらに地方(じかた)さんの奏でるお囃子がまた良い。
特に胡弓の音が物悲しくもあり耳に残ります。
今回他の町踊りも観ましたが、胡弓のでき次第で随分印象が変わることを発見しました。
胡弓の調べが上手くて音が大きいほど踊りの印象が良くなります。
鏡町の地方さんの胡弓は残念ながら今ひとつはっきりしなかったのが残念…

諏訪町流し

諏訪町の坂を踊りが下ってきます。
残念ながら人が多くいい写真が取れませんでした。
この街流しも早めにいい位置をキープする必要があるなぁと痛感しました。

東町流し

東町流しの様子です。
この東町の地方さんの胡弓は音も大きく上手でした。

八尾町に別れを告げる

もっと長く踊りを見ていたかったのですが、あまりの暑さに留まる気力がなくなりました。
後ろ髪を思いっきり引かれながら会場を後にします。
途中会場を振り返ると、きれいな夜空の半月とぼんぼりに明るく照らされた八尾の町並みが浮かび上がっていました。

まとめ

おわら風の盆を観に来たのは二度目です。
去年は何もわからずに訪れたので席が取れなかったり食事が出来なかったりと散々でした。
今年は去年の経験を活かして色々と準備したので少しは楽になりましたが、まだまだ準備不足を実感しました。
特に晴れている場合の暑さ対策が不十分。
来年は(来年も行くの??)
・日傘
・ガムテープとブルーシート
・小さめのソフトクーラーボックス
これは忘れずに持っていこうと思います。
また、すべての街流しを観たいので23時ころまで粘らなきゃ。

次回は能登半島ツアーの様子をレポートします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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36年間キャンプに親しんできた管理人が、培ってきた経験やTipsを共有するためのブログです。

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