ジャパン キャンピングカーショー’25(1/2)

VAN-LIFE

今年もジャパンキャンピングカーショー2025に行ってきました。
例年は金曜日に始まり日曜日に終わるのですが、今回は何故か月曜日まで開催していました。
土日は人が多過ぎてゆっくり見ていられないので過去二回は金曜日を選んでいましたが、金曜日って平日にも関わらず人が多いんですよね
真っ先に見たい!という気持ちが働くからでしょうか?
「残り物には福がある」と古の人も教えてくれているので謎の月曜日に訪問することにしました。
というわけで、今回も2回に分けてレポートします。

当たり!の月曜日

入場口を通って会場を上から見下ろすと閑散としています。
やった!当たりです。
これならばゆっくり見ていられるし写真も取りやすい。
残り物に福がありました。

で、今回はバンコンと軽キャンを中心に見ていきたいと思います。
キャブコンはそもそも手が届かないし、2台の車を停められる一戸建て住みじゃないと無理ですからね。

座座(ZAZA)

ダイハツのハイゼットトラックがベース。
荷台部分に独自開発のシェルを被せてあります。

天井と壁は檜、フロアは畳調の素材を使用し、心安らぐ癒やしの空間であることがコンセプト。
これらの素材には酸化チタンがコーティングされており、「光触媒効果」により、内部の空気をきれいにするそうです。

ただちょっと閉塞感が強いなぁと感じました。
外見は現金輸送車みたい…
独自設計なら横や後部の窓をもう少し大きくしたほうが良いのではないかと思います。
軽自動車ベースであれば社内の高さは限られるので中では座るしかありません。
そういう意味で畳素材にしたのは正解かな。

サイドの窓ですがこの4倍くらいの広さがあれば外からの光で車内が明るくなるのに…
この窓では真昼でも中は暗く、ライトを常時点灯させる必要がありますね。
それに顔を近づけないと外の景色が小さく切り取られてしまうのでもったいない。

後部座席の窓はシャッターが内蔵され外からの視界を遮ってくれます。
それにしても装甲車みたいですね。

Libero CS

ハイエースがベースのバンコンが多いなか、このLibero CSは一回りコンパクトなタウンエースがベースです。
小柄な分取り回しが楽で燃費も良く、さらに価格もよりリーズナブル。
またこの車で近所のスーパーに買い物に行くのも気になりませんね。
日常使いもできるキャンパー。
コスパが高い一台です。

特徴は以下の3点ですかね。
①車載用クーラーが標準装備
②走行充電するリチウムバッテリー搭載
③外部充電機能搭載
容量の大きいリチウムバッテリーを搭載しているのでエアコンも長時間使用することが可能になっています。
またリチウムバッテリーは走行中に自動充電するので、充電し忘れがなくなりますね。

BANKONG

「家族みんなの秘密基地」がコンセプトのBANKONG。
多彩なシートアレンジがウリだそう。
また車載エアコンが標準装備で電力はEcoFlowのDELTA3Plusが搭載されています。
このポータブル電源の容量は1024Kw。
最近の車載用クーラーは消費電力が小さくなっているので次の日に次の目的地まで走るのであれば大丈夫でしょうが、気に入った場所で連泊する時はどうするんですかね。
もちろんソーラーパネルで充電するという手もありますが、1日中晴れるとは限らないし。
電源付きのサイトやRVパークなら大丈夫でしょうけど…

rem BV

ベースはハイエーススーパーロング。
コンセプトは「心地よく眠れる車」だそうです。
remってもしかして「レム睡眠」のレム??

特徴は運転席側のボディが出っ張っており、その分中が広く使えるという点。
(この部分は撮影し忘れました(汗))
さらに車体後方の常設ベッドは1850mm×1450mmのビッグサイズ。
大人二人と子ども一人が川の字になって寝ることができます。
敷かれたマットレスは3層特殊立体構造のもの。
耐圧分散、寝姿勢保持、吸湿・透湿性、放熱性、保温性を有し、快適な眠りに誘ってくれるということです。

エアコン、冷蔵庫標準装備。
他にもテレビや電子レンジがオプションでつくそうです。
これらを支える電源は2台のサブバッテリーシステム。
停車後7時間の連続使用ができるとか。
問題は連泊の際にどうするかですね。
このあたりはすべてのキャンピングカーの問題点です。

rem Wonder BV

「ペットと旅をする」がコンセプトのキャンピングカー。
ベッド下の空間をペットの居住空間として設計し、ペット用のスロープも搭載しています。
さらに太陽光パネルを搭載し、常時充電が可能。

電化製品等のコントロールパネルはペットが誤って操作してしまわないようにカバーが掛けられています。
でも頭の良いワンちゃんや猫ちゃんは開けてしまうんですよね〜。

後部の常設ベッドルームは快眠を誘う特性マット。
リビングとスライドドアで仕切られているのでしっかり眠れそうです。
車体左側にはオーニングが装備され、キャンプ場ではその下にテーブルと椅子を出してくつろげます。
この一台はかなり気になりました。

FCスリーパー

FCスリーパーはMDNマドンナというビルダーが開発したキャンピングカー。
ハイエース スーパーロングをベースにしています。
前部にギャレーキャビネット、後部は横座り対座ダイネットのレイアウト。
左右のシートのシートバックは、跳ね上げると上段ベッドになり、左右両側が2段ベッドになり、下段中央を合わせると5名が就寝できます。
走行時は左右のベンチシートに4名づつ座れるので、乗車定員は最大10名。
まあ、10名で行動することはあまりないと思いますが…

この車はウッドの天井はブラウン。
ウッドはブラウンでもいい味出すんですが、それ以外もブラウンなのはワタシ的にはあまり好きではありません。
少し明るい色、例えばベージュとかのほうが明るくなって良いのではないかと思います。
それにブラウンはなんだか古臭いイメージを受けます。
私だけ??

内部装備を見ただけで重たそう…
燃費が心配になります。

電子レンジと冷蔵庫は標準装備のようです。

NORN

日産のバネットがベースです。
車体はコンパクト。
二人までの宿泊であれば十分なサイズですね。

装備も過剰ではなくちょうどいい。
こんな感じで十分だと思います。
どちらにしても車内では体を屈めなくてはならず、それ故キャンプ地では外で過ごす時間が多いと考えられます。
であればこのくらいでいいのかな。
また車内は明るい色で統一されているので昼間はライトは不要。
結構使いやすい設計だと思います。

ちょいCam

三河家具職人が車内のウッド装備を手掛けたというちょいCam。
といってもウッド装備はそれほど多くはありません。
天井もオリジナルのケミカル素材だし…
車内後部の棚とテーブルがそうなんですかね。

ワタシ的には軽バンであれば後方両サイドの棚は不要だと思っています。
いたずらにスペースを削るだけだから。
収納はトランクカーゴ等を利用し、目的地に到着したら助手席に移せばいいだけです。

TRAVOICE NV100 mio

丸目の顔が好みだったので取り上げました。
NV100 mioは日産NV100がベースです。
軽バンなので荷室のレイアウトが命。

狭い空間が吊り戸棚と備え付けのシェルフで更に狭くなっていますね。
まあ一人で行動するなら十分なのでしょうけど、左右の吊戸棚の角が気になります。
絶対に頭ぶつけること請け合います。

このタイプの収納ってあまりモノ入らないんですよね。
このスペースに収納できるものって小さいので収納方法は他にも色々あります。
なのでここはなにもない方がワタシ的には良いと思います。

NV200 mio

ベースは日産のNV200バネット。
今回のキャンピングカーショーではベースがハイエースではないものが結構増えていました。
バンコンにしては結構リーズナブルな価格設定です。

ベンチシートで横向きで座る形式。
これがベッドになるわけですね。
ベンチの下は結構なサイズの収納スペースになっています。
これはこれで良いレイアウトではないかと思います。
明るい車内に広い窓。
いい感じです。

T200 SL R

ハイエースベースのキャンピングカー。
エアコン、サブバッテリーシステム及び外部電源+ ACバッテリーチャージャー等が標準装備です。

常設のベッドスペースとレイアウトが自由になるインテリアは魅力的です。
座敷風にもリビング風にもなります。
ハイルーフなのであまり体を屈めずに立つことができるのも車内作業時の疲労軽減にもなります。

収納スペースは結構な広さ。
二人旅なら十分だと思われます。

まとめ

キャンピングカーは年を追うごとに工夫を凝らして登場してきます。
ただスペースが限られるために限界はありますね。
特にバンコンや軽キャンパーは車内の高さが重要だと私は考えます。
頭上のスペースが詰まると圧迫感がありますし、いろいろな作業で体を折り曲げなくてはならないのでその角度が浅いほうが楽だから。
なのでバンコンは床を上げて収納スペースを設けるのではなく、むしろ床はできるだけ低くして高さに余裕をもたせ、それで減ってしまった収納スペースは標準装備のルーフラックと収納ボックスでカバーしたほうが良いと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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36年間キャンプに親しんできた管理人が、培ってきた経験やTipsを共有するためのブログです。

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