世界中で圧倒的な知名度を誇る灯油ランタンブランド“Petromax”
HK500は数多くの愛好家を持つ加圧式灯油ランタンです。
キャンプ道具や装備を実際に見て、触って、そして使ってみた感想を紹介する「Camp Gear Impressions」
今回はキャンプパートナーのAさんが手に入れたこのPetromax HK500を見ていきます。
Table of Contents
製品概要
HK500
●サイズ/φ 17 × 40cm
●本体重量/ 2.4kg
●タンク容量/1L
●燃焼時間/約8 時間
●明るさ/ 500CP(約400W)
●カラー/ ニッケル、ブラス
●使用燃料 / 灯油、スターケロシン
シェード
●サイズ/φ 35cm
選んだ理由
Aさん「PetromaxHK500を買いましたよ〜♪」
私「なにい?!。突然ですね。なんでこれ買ったんですか?」
Aさん「100年間頑なに姿を変えない、ある意味完成された機能美に一目惚れしました〜」
Petromax社は1917年にドイツで誕生した灯油ランタンブランドです。
HK500はPetromaxの定番モデルであり、初期モデルから現在まで頑なに同じ構造、デザインを貫いています。
これはそれを変える必要がないほど灯油ランタンとして一つの完成形であることを意味しています。
229ものパーツで構成され、5000ルーメンという明るさを誇るHK500。
これがサイトを照らすだけで特別な夜になること請け合いです。
使用手順
①マントルを取り付ける
ベンチレーターに付いているノズルにマントルを装着します。
②燃料を入れる。
灯油かケロシンをタンクに入れます。
③タンクを加圧する
タンクにポンプで空気を入れ圧力を上げます。
空気圧は本体についている圧力計でチェックします。
このHK500にはオプションパーツである自転車用のポンプアダプターが装着されています。
そのためデフォルトのポンプに比べて加圧が非常に簡単にできます。
④マントルを空焼きする
マントルを空焼きをします。
やり方は2種類あり
・アルコールを本体内部に取り付けられているアルコールカップにアルコールを入れそれに火を付ける
・予熱バーナーで火を付ける
今回は予熱バーナーを使って火をつけます。
なんとも豪快ですね…
空焼きが終わりました。
⑤プレヒートを行い点火する
マントルを空焼きしたときと同じように予熱バーナーのレバーを引き、吹き出した燃料に火をつけてプレヒートを行います。
プレヒートは約90秒間が推奨されていますが、今回は気温が高かったこともあり30秒ほどの時間で問題ありませんでした。
プレヒートが終わったら予熱バーナーはそのままで圧力調整つまみを回してマントルに燃料を送ります。
着火しました。
着火したら予熱バーナーのレバーを戻して点灯作業は終了です。
消火
消火は圧力調整つまみを緩めてタンクの圧力を抜くことで行います。
マントルに燃料が送られなくなり火がスーッと消えます。
使用した感想
5000ルーメンの光量を誇るだけあって二人くらいのサイトであれば十分に明るく照らしてくれます。
コールマンのノーススターと比べてみましたが同じくらいの明るさでした。
光の色はややオレンジがかっていて、温かみのある灯りです。
また大きなシェードがあるので上の写真のように通常光が届かないランタンの真下も明るく照らしてくれます。
試しにシェードを外してみたところランタンの真下に半径50cm程の影ができていました。
シェードの威力を思い知った次第です。
まとめ
いやーPetromaxHK500はデザインといい明るさといい、とても良いランタンです。
そのレトロな雰囲気はアールヌーボーの絵画の中の貴婦人を思わせ、それが風に揺れながら輝く様はまるで時が100年巻き戻ったかのような不思議な感覚…
その頃の人達もこの灯りを眺めていたんだろうなぁなどと思いを巡らしながら飲む酒がまた美味いこと。
Aさんも同じ心持ちだったのでしょう。
酒が進みすぎてまっすぐ歩けなくなっていたので早めにお開きにしましたZZZ…
Victor Solid Brass早く届かないかなぁ…
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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