キャンプを楽しむ人が増えてくるとトラブルもそれに応じて増えてきます。
特にキャンプギアの盗難事件が増えていると聞きます。
キャンプ情報を発信している“ハピキャン”のアンケート調査によると、キャンプ場で約3%の人が盗難に遭ったと回答しています。
買ったばかりの最新のギアや使い込んだ愛着のあるギアの盗難に遭わないための注意点と、万が一のための備えについて書いてみたいと思います。
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盗難に遭いやすいキャンプギア
キャンプギアはいずれも機能重視で無駄を省いた構造のため軽く、さらに持ち運びがしやすい設計となっています。
この“軽く持ち運びがしやすい”という特徴が盗難しやすさにつながるという皮肉な結果となっています。
特に高価なものは狙われる傾向にあるようです。
具体的には
・ランタン
・焚き火台
・シングルバーナー
・テーブル
・椅子
これらのものが盗難に遭いやすいと言えます。
またキャンプ道具ではありませんが、テーブルの上に置きっぱなしにしていたカメラやその他電子機器も盗難に遭いやすいものです。
盗難に遭うシチュエーション
盗難に合う時間帯は圧倒的に深夜です。
①焚き火でお酒を飲んで盛り上がった後、皆が寝静まったとき。
②ソロキャンプや少人数でキャンプに来て、買い出しで留守にしたとき。
この2つのシチュエーションが最も盗難に遭いやすいと言えます。
盗難を防ぐ対策
では盗難を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?
先ず最も大切なことはギアに消えにくいインクで名前やマークを書いておくことです。
それだけでも抑止になります。
次にシチュエーション別の対策です。
①寝る前
・高価なものはテントや車の中に仕舞う。
・テントサイトに人感センサーライトを設置しておく。
・サイドウォール付きのシェルターの中に入れて出入り口のファスナーを南京錠等でロックする。
②留守にするとき
基本的にテントサイトに誰もいないという状況にしないことが一番ですが、どうしても留守にしなければならないときは
・ギアをテントやシェルターの中に仕舞ってファスナーを南京錠等でロックしておく。
・隣のキャンパーに挨拶しておく。
・テント内でラジオを小さな音でつけっぱなしにする。
・テントの入口に靴を揃えて置いておき、中に人がいるように見せかける。
万が一のときに備える
盗難対策をしたにも関わらず盗難被害に遭ってしまったときのために、キャンプ保険に入っておくといいでしょう。
保険というと手続きが面倒だという印象がありますが、SNSのLINEが提供している「キャンプ安心保険」はほんの数分で手続きが終わるキャンプ保険です。
これは保険そのものは「損保ジャパン日本興亜」が提供し、LINEは保険の窓口代行を行うサービスです。
この保険の特徴は日にち単位で契約できるところにあります。
一泊二日であれば2日分の保険に入り、保険料も2日分(300円程)で済みます。
LINEのアプリ上で保険のユーザー登録をするだけで良く、保険料はLINE Payで支払って終了です。
この保険に入っておけば携行品の損害が5万円まで補償されます。
もちろん保険ですからキャンプにおける事故等へも対応しています。
万が一のための備えとして入っておくのも良いのではないでしょうか?
まとめ
最近はマスコミやメディアによるキャンプ関連番組や記事が増え、それに釣られる形でさらにキャンパーが増えています。
しかしマスコミやメディアはキャンプの楽しさや形ばかりを伝え、必要なマナーやリスクについてはあまり触れません。
このことも勘違いキャンパーを増やす原因なのかなぁと考えたりします。
キャンプに親しむ人が増えるというのは嬉しいことですが、それに比例してモラルの低い人が増えるのは仕方ないこととはいえ、被害に遭わないためにも対策はしっかりしておきたいものですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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