やっと涼しくなり、いよいよキャンプシーズンがやってきました。
秋はキャンプに最適のシーズンです。
山、海、高原のどのフィールドにおいても快適に過ごすことができます。
今回はそんな「秋キャンプ」の魅力と注意点について書きたいと思います。
Table of Contents
秋キャンプの魅力
天高く馬肥える秋。
フィールドは清々しい空気に覆われ、多彩な味覚も楽しめます。
では秋キャンプの魅力を挙げて行きましょう。
①秋の味覚を楽しめる
秋は旬の食材が豊富に店頭に並びます。
栗、さつまいも、銀杏、きのこ類などなど…
それら秋の味覚を気持ちのいい空気の中で食す。
ただでさえ美味しいのに場所が空の下だとなおさらです。
ただし、自生しているきのこは絶対に食べないでください。
きのこには命に関わる毒を持っているものも多く、素人には見分けがつきません。
②虫が少なくなる
秋は害虫の活動が低下します。
蚊も少なくなりますしブヨも活動が弱まります。
さらに気温が下がることで服も長袖やズボン。
肌の露出も少なくなるので劇的に虫害が減る結果となります。
「虫が苦手だから…」と腰の重い彼女をキャンプに誘ういい機会ですよ〜。
③湿度が下がり快適に過ごすことができる
夏の湿った空気から乾燥した爽やかな空気に入れ替わる秋。
フィールドでは気持ちよく活動できます。
④秋の景色を楽しむことができる
秋は日本中が色とりどりに染まる季節。
さらに乾燥した空気が濛気を払って遠くの景色を鮮やかに目に届けてくれます。
日本中のキャンプ場が「映え」スポットになりますね。
・焚き火が楽しくなる
夏は熱さで遠巻きに見ていた焚き火ですが、気温が下がるこの季節は焚き火がありがたい。
皆で焚き火を囲んで火と戯れることが楽しい季節です。
秋キャンプで気をつけること
①秋の陽はつるべ落とし
秋は日の入りが早く、16時ころには暗くなります。
特に山あいのフィールドではその傾向が顕著です。
チェックインが14時前後の施設の場合、短時間で設営を済ませる必要があります。
のんびりしている暇はありませんよ。
暗くなってしまうと地面においたペグやハンマー等の道具も見えづらくなり、設営に手間取る原因になります。
②昼と夜の寒暖差が大きい
天気がいい日は昼間は25℃を超えるフィールドも夜になると一気に気温が下がります。
また天気がいいと夜放射冷却現象により気温の下がり方が大きいので、軽装では寒くて焚き火に張り付くことになります。
しっかりした防寒装備と冬用のシュラフの準備は必須ですよ。
③ドロップダウンに注意
ドロップダウンとは低温によりガスカートリッジのガスがうまく気化できずバーナー等の器具が不調になる現象のことです。
ドロップダウンについては以下の記事で詳しく書いているのでご参照ください。
ガスカートリッジの話
よってガス器具を使用する場合は冬用のガスカートリッジ(パワーガス等)を使用することをオススメします。
④結露に注意
夏場はそれほど意識する必要がありませんが、秋になり夜間気温が下がるとテントの内部が結露し水滴だらけになる現象が多々発生します。
朝起きたらシュラフや服等がびしょ濡れ!ということも珍しくありません。
そのため寝る前にテント内部を整理し、濡れては困るものはテントの内側に触れないようにしておきましょう。
結露は完全に防ぐことはできませんが、通気を良くしたりダブルウォールのテントを使うことでその度合を軽減することができます。
またTC素材のテントはコットンが水分を吸ってくれるので結露しにくいという特性があります。
TC素材のテントがある場合はそれを秋冬のメインテントにするというのも手です。
ところで結露はテント内部だけではなく道具類にも発生します。
就寝時に焚き火の周りにおいていたチェアやライター等の道具類が朝起きたらしっかり濡れている…という経験はありませんか?
チェアが濡れていると乾くまで腰を下ろせません。
立ちっぱなしになります。
これは結構辛い。
椅子や濡れたら困る道具類は就寝前にタープ等の屋根の下に入れておくようにしましょう。
まとめ
秋はキャンプの楽しさが最も際立つ季節です。
キャンプデビューにも最適。
そんな秋キャンプで楽しい思い出だけ持って帰るために、秋という季節の特性をよく知りしっかり準備したいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。