キャンプ道具や装備を実際に見て、触って、そして使ってみた感想を紹介する「Camp Gear Impressions」
今回はMANNERS MAKETH MANのTHE VICTORをレポートします。
2月に紹介したランタン。
MANNERS MAKETH MANのTHE VICTOR MKL80。
発注して4月に届くはずがコロナというやつのせいでつい先日やっと届きました。
今回はこのランタンをレポートします。
Table of Contents
5つのユニット
ランタンは大きく分けると5つのユニットに別れています。
右から
・ハンギングユニット
・タンク
・グローブ
・バーナー
・シェード
バーナーユニットには家でマントルを取り付け済みです。
テーブルランプモード
バーナーにグローブを取り付け、それをタンクに差し込みます。
これでランタンとしてのセッティングは終了。
これに火を入れるとテーブルランプとして使用できます。
ルームランプモード
さらにハンギングユニットのホルダーに本体を入れ、上からシェードを差し込むと高い位置に吊るすことが可能となり、ルームランプになります。
使用手順
①本体に燃料を入れる
本体のポンプを外して燃料の灯油を入れます。
灯油はガソリンスタンドで売っている一般的な灯油で良いのですが、今回はランタン専用の”スターケロシン”を使用しました。
タンク容量は約1リットル。
ただポンピングして加圧するのでタンク1/3程の空気層が必要とのこと。
今回は500cc入れました。
プレヒート
燃料を入れたらポンプを本体に戻しプレヒートを行います。
プレヒートをする際は燃料パイプのバルブを全開にし、ポンプのバルブもゆるめておきます。
プレヒートは下の写真のアルコールバーナーを使います。
この石綿の部分にアルコールを染み込ませ、火を点けて燃料パイプを挟む形でくっつけてグローブの下に押し込みます。
その状態を4〜5分。
マントルを取り付けたばかりのときはこの行程でマントルを空焼きしてくれます。
実はこの作業で少しやけどをしてしまいました。
石綿に火を点けてグローブに押し込むときに取っ手の位置を低くしていたので、火の付いたアルコールが下に流れてきて一瞬指が燃えました(笑)
どんな道具も初めて使用するときは何らかの失敗をするものです。
次からは大丈夫です。
ポンピングから点火へ
十分プレヒートしたらポンプのバルブを締めてポンピングを行います。
タンク内の圧力が上がるとバーナー部から気化した燃料が出始め、プレヒートバーナーの炎で火が点きます。
そのまま20回程ポンピングを行って点火完了です。
最後にプレヒートバーナーを外します。
柔らかいオレンジの光
無事点火できました。
柔らかいオレンジに輝いています。
ガソリンランタンの様な目に痛い明るさではありませんが、メインランタンとして十分な明るさがあります。
消火
消火はポンプのバルブを緩めてタンクの空気を抜くことで行います。
緩めるとすっと火が消えました。
当たり前ですが火が消えてもバーナー部やクローブは熱いのでしばらく時間をおいてから片付けます。
今回5時間ほどの使用で消費した燃料は約250cc程。
柔らかい光なので燃料の消費も少ないようです。
まとめ
このランタンはレトロな雰囲気と女性的な柔らかい曲線が相まってとても美しいと思います。
一緒に行ったキャンプパートナーのAさんが持ってきたペトロマックスは男性的なフォルムであり強烈な明るさ。
これと比べると正反対の性格のランタンですが、セクシーなその姿がワタシ的には大満足の逸品です。
毎日ピカールで磨きます( ー`дー´)キリッ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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