夏キャンプを3℃涼しくする方法

Tips

梅雨が明けると、多くのキャンパーがこう言います。
「よし!夏キャンプだ!」
そして蒸したテントの中で「暑い…帰りたい…」になります。

夏キャンプには独特の楽しみがあります。
空は青く川遊びは気持ちいい。
夜空もきれいです。
しかし、何も考えずに行くとテントの中は蒸し風呂。
チェアに座っているだけで汗が流れます。

今回は、私が実際に経験したことや、経験を積んだキャンパーがよくやっている「知る人ぞ知る暑さ対策」をご紹介します。

最強の住まいはスクリーンタープ

夏になると私は思います。
「なぜ自分はわざわざ布の箱の中で蒸されているのだろう…」と。
昼間の小型テントは驚くほど暑くなります。
特に風が弱い日は、中に入った瞬間にメガネが曇りそうな勢いです。
もちろん小型テントにもメッシュウォールはありますが、なにせ空間が狭いので風が抜けにくいのです。

一方で、スクリーンタープやシェルターは違います。
四方をメッシュにすると風が抜けます。
日差しは防げる。
虫も防げる。
風は通る。
つまり、
人が夏に欲しいものが全部入っています。

というわけで真夏のキャンプで一番快適なのはスクリーンタープの中。
そしてスクリーンタープが木陰にでもあれば最強です。

・昼間はチェアを置いて読書。
・コットで昼寝。
・ローチェア、テーブルでコーヒー・ビール
・夜はそのままコットで就寝

人によっては、「今日はここから一歩も出ない」というレベルになります。
それでいいのです。
夏キャンプは頑張る競技ではありません。

木陰は「今」ではなく「午後3時」を見て選ぶ

キャンプ場に着いたのが午前10時。
「あ、このサイト木陰で最高じゃん!」と思って設営した経験はありませんか?
その判断、午後になると後悔するかもしれません。
なぜなら木陰は移動するからです。
当たり前ですが、意外と忘れます。
朝は涼しかったのに、昼には太陽が真正面。
午後には、「誰だよ、このサイト選んだの!」と自分に文句を言うことになります。

サイト選びでは今の木陰ではなく、午後3時頃にどこへ影が伸びるかを想像しましょう。
大きな木の西側は意外と優秀です。

湖畔より高原のほうが涼しい

「湖があるから涼しいはず」と思いがちですが、実はそうとも限りません。
湖畔は湿度が高いことがあります。
暑い日に湿度が高いと、サウナの下段みたいな状態になります。

一方、高原は違います。
標高が100m上がると気温は約0.6℃下がると言われています。
例えば標高800mなら、平地より4〜5℃低い計算です。
たった数℃と思うかもしれませんが、キャンプでは天国と地獄の差です。

キャンプ場を探すときは、料金より先に標高を見ましょう。
標高の高いフィールドでは他のあらゆる方法が全て不要になるほど、快適な夏キャンプを堪能することが出来ます。

テントは風向きで体感温度が変わる

キャンプ場に着くと、多くの人は景色を見ます。
しかし経験値の高いキャンパーは夏は風を見ています。
風は見えませんが見ています。
ちょっとカッコいいですね。

設営前に5分だけ立ち止まってみてください。
・木の葉が揺れる方向
・タープがなびく方向
そこから風の通り道を探します。

同じキャンプ場でも、風が抜けるサイトと抜けないサイトでは体感温度が全く違います。
夏は景色より風。
これだけで快適さが大きく変わります。

タープの高さを30cm上げよう

夏になるとタープを低く張る人がいます。
日陰を広く作りたい気持ちはわかります。
でも熱気は上へ逃げたいのです。
低いタープは熱を閉じ込めます。
さらに低いタープはタープ生地からの輻射熱で、巨大なホットプレートの下に座っている状態にもなります。

なのでタープは少し高めに張りましょう。
大切なのは影ではなく風です。
風が抜ける空間を作るほうが圧倒的に涼しくなります。

地面の種類で夜の暑さは変わる

暑さ対策というと空ばかり見ます。
しかしサイトのサーフェスにも気を使いましょう。

キャンプ場の地面には幾つかの種類があります。
①芝
芝は水分を含んおり、さらに蒸散作用があるため、太陽の熱を使って水を蒸発させます。
つまり自然の冷却装置です。
同時に地面からの照り返しが少ないという特徴もあります。
真夏でも芝サイトが人気なのはこのためです。

②ウッドチップ
木そのものなので熱伝導率が低く、地面の熱も伝わりにくい。
木陰との相性も抜群。
芝に近い快適さであり、照り返しが少ないという特徴があります。
夜も比較的涼しい。

③レンガチップ
意外と熱を持ちます。
ただし細かく砕かれているため、風が抜けやすく放熱もしやすい。

④砂利
砂利は一粒一粒は熱を持ちます。
さらに反射熱があります。
ただし隙間があるので放熱も比較的早いです。

⑤土
土は蓄熱量が大きいです。
特に真夏の乾燥したサイトは一日中熱を吸収するので、夜になってもテント内を暖めてくれます。

但し、サイトのサーフェスの違いは、「日陰、風通し」という要素よりも影響は小さくなるので、先ずは日陰と風通しを優先しましょう。

実は一番暑いのは午後2時ではない

気温のピークは午後2時頃。
そう思っている人は多いです。
しかし体感的には午後4〜5時のほうが辛いことがあります。
なぜなら地面が温まり続けているからです。
・太陽からの熱。
・地面からの熱。
・タープからの熱。
まるで四面楚歌です。

この時間帯は無理に活動せず、
昼寝をしたり読書をしたりしましょう。
頑張ると体力が削られます。

氷は飲み物より首に使う

クーラーボックスの氷。
飲み物を冷やすためだけに使っていませんか?
もちろんそれも大事です。
でも暑さに負けそうなときは、


足の付け根
を冷やしてみてください。
驚くほど楽になります。
ちなみに私は過去に、氷入りの飲み物ばかり飲んで汗だくになった経験があります。
体の外から冷やすほうが気持ちいいし、効率が良いのです。

暑い最中は昼寝するに限る

経験の浅いキャンパーほど動き回ります。
慣れたキャンパーほど寝ています。
これは本当です。
「何もしない時間」を楽しめるようになるとキャンプは一気に楽になります。

・ハンモックに揺られながら昼寝。
・木陰で読書。
・コーヒーを飲みながらボーッとする。
誰にも怒られません。
むしろ正解です。

本当に涼しいキャンプ場を見つける方法

キャンプ場を選ぶときは「標高」を最優先にしましょう。
標高が低いキャンプ場は過ごし方を工夫しても限界があります。
標高が高いキャンプ場を選ぶだけで過ごし方の工夫など不要になります。

オシャレなキャンプ場より、標高が高いキャンプ場のほうが夏は幸せです。

まとめ

夏キャンプの快適さは、高価なギアでは決まりません。
・木陰を選ぶ
・標高を選ぶ
・風を選ぶ
・暑い時間は休む
・スクリーンタープで暮らす
この5つを意識するだけで、夏キャンプの難易度は大きく下がります。

私は以前、真夏の昼間にテントへ入って10秒で出てきたことがあります。
あまりの暑さに、「ここは人類の住む場所ではない」と思ったからです。
それ以来、私のキャンプはスクリーンタープ中心のスタイルになりました。

夏キャンプは工夫次第です。
無理して暑さと戦うより、風が抜けるシェルターでのんびりコーヒーでも飲みましょう。
きっと帰る頃には、「思ったより快適だったな」と思えるはずです。
そして数日後には、また次のキャンプのフィールドを探してるんじゃないかなぁ?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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36年間キャンプに親しんできた管理人が、培ってきた経験やTipsを共有するためのブログです。

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