日本の夏は高温多湿です。
それはキャンプ場でも同じ。
夜は日中よりは気温は下がりますが熱帯夜になることも多々あります。
もちろんエアコンはありませんから、寝苦しくてちゃんと睡眠が取れないこともしばしば。
寝不足だと次の日の活動や帰りの車の運転にも支障が出る恐れもありますね。
今回はそんな寝苦しい夜を少しでも快適にする方法をいくつかご紹介します。
Table of Contents
最大のポイント!キャンプ場選び
夏のキャンプを涼しく過ごすための最大のポイントは涼しいキャンプ場を選ぶことに尽きます。
一般に標高が100m高くなると気温が0.6℃下がります。
したがって標高1000mのところにあるキャンプ場は平地に比べて6℃低くなることになります。
平地が30℃であれば24℃。
熱帯夜の気温が25℃であれば19℃。
これは快適な睡眠温度ですよね。
真夏のキャンプはできるだけ標高の高い場所にあるキャンプ場を選びましょう。
木陰の利用
天気のいい日は木陰にテントを張りましょう。
木の葉は水分を含んでいるので赤外線を通しません。
さらに地面も日光が遮られると熱を持ちにくいので、テントを張っても地面からの熱がこもらずにより涼しくなります。
この場合、できるだけ多くの木の木陰になる部分を選ぶことがポイントです。
太陽が空を移動することで木陰も移動します。
木が少ないとテントを張ったときには木陰だったのに、夕方になるとしっかり直射日光が当たっているという事になりかねません。
タープの下でフライシートを外す
最近のテントはメッシュで風通しの良いテント本体と、それを覆うフライシートで構成されているものがほとんどです。
フライシートは雨風を防ぐためのものですから、それを取ってしまってテント本体をメッシュ生地だけにして風通しを良くする方法があります。
この場合は夜中に突然雨が降ってくると濡れてしまうので、テントをタープの下に置く事が必要です。
このやり方だと明るくなるとテントの中が丸見えになりますが、その場合は車の置き場所を工夫するなどすると良いのではないでしょうか。
暑くて悶々とするよりもいいと思います。
さらにスクリーンタープやシェルターの中でメッシュウォールだけにして寝るのも手ですね。
ソロキャンプの場合は、タープの下にメッシュ付きのハンモックを吊るしてそこで寝るのもオススメです。
ある意味一番涼しい寝方だと言えます。
コットを使う
夏は地面も温まっています。
そのため、地面からの熱がどうしても体に伝わってきます。
それを避けるためにはコットを使うことをオススメします。
それもできれば地面からの距離が遠くなるハイコットがベストですね。
ただし、コットは6点で体重を支えるので、コットの脚部とテントの床との接点には大きな力がかかりテントの床生地を痛めてしまう恐れがあります。
コットと床生地の間には十分な緩衝材をはさみましょう。
床のないスクリーンタープやシェルターならば問題ありません。
ひんやりマットを使用する
布団の上に敷いて使うひんやりマット。
冷却ジェルや塩ジェル、接触冷感素材等を使用したものが多く市販されています。
冷却ジェルや塩ジェル使用のものは横になると驚くほど”ひんやり”します。が、冷却ジェルは冷感が1時間ほどで、塩ジェルは2時間ほどでなくなってしまいますが、寝付きの早い人には冷感が無くなる前に眠ってしまうのであまり問題はないと思います。
ただし、表面がビニール素材であるものが多いので、吸湿性の良い寝間着を着て寝ることをオススメします。
また結構重いので、オートキャンプ向けです。
ポータブル冷風機
BS民放のショップチャンネル等で夏場に多く広告されている持ち運びができる冷風機。
これは水の気化熱により冷やした空気を送り出すものですが、最近ではモバイルバッテリーで動くものがあります。
水の蒸発による気化熱で冷やすものですから湿度は上がりますが、寝苦しい夜を少しでも快適にできるなら使用することもアリかと思います。
とはいえ、キャンプで冷風機って、なんだか場違いな気もしますが…(笑)
まとめ
以上、夏の寝苦しい夜を快適にする方法について書いてきましたが、一番はやはり標高の高いキャンプ場を選ぶことに尽きます。
これさえやれば昼も夜も快適に過ごすことができます。
ただ誰も考えることは同じなので、予約はお早めに。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
コメント