キャンプ場に到着して入場手続きを終え設営場所を決めました。
さて、これから具体的にどういう手順で進めたら良いでしょう。
もちろん決まった手順はありません。
自分の思いのままに進めても何ら問題はないのですが、オススメの手順を挙げておきます。
参考にしていただければと思います。
Table of Contents
キャンプの流れ(設営)
①テントサイトを決める
キャンプ場に着いて入場手続きを終えたら、テントサイトを探しましょう。
エリア選択のポイントは以下となります。
・トイレや流し場に遠すぎない場所
・平坦な場所
・人や車の動線から離れた場所
・傾斜がある場合は高い場所
②レイアウトを決める
テントサイトを決めたらレイアウトを考えましょう。
レイアウトは先ずタープの向きと位置を決めます。ターブの面積が一番広いことがその理由です。
向きは風に対して直角をオススメします。(と言っても風向きは時間とともに変わりますが…)
③タープを張る
決めたレイアウトに従ってタープを張ります。
最初にタープを張るのは、その下がキャンプにおける中心的な空間であることと、万一雨が降って来たときは避難場所になり、晴れた日には日陰を作ってくれるからです。
③キッチンをセットする
タープの後はキッチンをセットします。
作業用テーブル、バーナー、クーラーボックス、水タンク等を配置します。
バーナーとターブの布地の距離は十分とってください。
④メインテーブルをセットする
タープの下にメインテーブルとチェアを置きます。
春や秋の気持ちのいい晴れた日の場合はタープの外においてもいいかと思います。
④テントを張る
最後にテントを張ります。
テントの入口は風下に向けてください。
また人手が多ければ調理係が同時作業でランチを作っても良いでしょう。
【注意!】
設営時にお酒を飲むのはやめましょう。
もし不足している消耗品や食材等があった場合、車で買い出しに行くことができなくなります。
飲むときは免許を持っている誰か一人は我慢することが大切です(笑)
キャンプの流れ(撤収)
①シュラフ、マットをテントから出して乾かす
シュラフは車や芝の上に広げて乾かします。
マットも同じように乾かしてください。
②テントをひっくり返して乾かす
テントのフライシートや本体は晴れていても内側が濡れていることがほとんどです。
また床布は地面からの湿気で濡れています。
フライシートを広げて干し、テントはひっくり返して太陽に床布を向けて完全に乾かしましょう。
もし雨が降っているときはそのまま収納し、家についたら広げて乾かします。
濡れたままにしておくと”加水分解”が発生し、布地が劣化してしまう危険性があります。
③カトラリー、クッカーを洗う
カトラリー、クッカーは洗剤できれいに洗いましょう。
汚れたままにしておくとカビが生えたり錆びたりします。
万一キャンプ場で十分に洗えなかった場合は、家で洗い直しましょう。
④焚き火台やバーベキューコンロの燃えカスや灰を処理する
焚き火台やバーベキューコンロに残る燃え残りや灰は火災の原因となるので、しっかり処理しましょう。
バケツ等に水を入れ、残った灰や燃え残りを入れて完全に消火します。
炭や薪は水をかけただけでは完全に消火しない場合があるので、水に浸けることが大切です。
消火を確認したらキャンプ場の灰捨場に捨ててください。
もしゴミを持ち帰る必要があればゴミ袋に入れて持ち帰りましょう。
⑤道具を片付ける
バーナーや焚き火台、テーブル、チェア等、道具を片付けます。
このとき付着した泥や灰等はきれいに落としておくことをオススメします。
「家についたらやろう」と思っていても、疲れていてついつい後回しにしてしまい、結局汚れたままということになります。
特にバーナー等調理に使う道具は汚れたままにしておくと錆びますので、収納前に綺麗に掃除しておくことがポイントです。
私はこれでコールマンのツーバーナーを一台台無しにしてしまいました…
⑥テント、シュラフ、マットを収納する
テント、シュラフ、マットが乾いたら収納します。
テントを収納する前にテント内に何も残っていないかを確認しましょう。
もし出し忘れたまま収納してしまうと、後で延々と探し回る羽目になります。
⑦タープを収納する
最後にタープを収納します。
タープを最後に収納する理由は設営のときと同じです。
晴れた日であれば他の道具の撤収作業をしている間にタープは乾いてしまうので、大抵の場合はそのまま収納できますが、冬や曇りの日はタープに溜まった水や内側についた水滴を叩いて落としておくと乾きが速くなります。
もし濡れたまま収納せざるを得ない場合はテント同様家で乾かすようにしてください。
⑧道具を積み込む
全ての道具を積み込んで撤収は完了です。
⑨テントサイトのチェック
道具の撤収が完了したら全員でテントサイトをチェックし、積み残した道具や部品がないかを確認しましょう。
特にペグは収納し忘れが多いので注意が必要です。
また落ちているゴミなどは全て拾います。
自分たちが来たときよりもきれいな状態にしておくようにしてください。
⑩ゴミを捨てる(持ち帰る)
キャンプ場にゴミ置き場があるのであればゴミを捨てます。
また持ち帰る必要があれば積み込んでください。
食事について
①ランチ
ランチは手間がかからず調理に必要なクッカーが少ないものがオススメです。
また、調理係、設営係を分けて同時並行に準備をすすめることがポイントです。
・パスタ
・つけ麺
・おにぎり
・サンドイッチ
これらの簡単に済ませることができるメニューが良いかと思います。
またランチは取らず、その分夕方からバーベキューを始めてそのままグダグダと夕食に突入するという手もあります。
私は大抵このパターンです。
②夕食
夕食の準備は暗くなる前から始めましょう。
ランタンの光だけでも準備はできますが、色んな所に影ができて作業がやりづらくなります。
また夕食の食材は前日に家で処理しておくことをオススメします。
食べきれなかった料理はラップをしてクーラーボックス等に入れておきましょう。
そのまま出しっぱなしにしておくと動物を引き寄せてしまいます。
以前クラムチャウダーを作った鍋を出しっぱなしにしておいたら、夜のうちに猫に半分ほど舐め取られていたことがあります。
もちろん廃棄処分となりました。
③朝食
朝食はチェックアウトの時間を考慮して作る必要があります。
チェックアウトが10時である場合、撤収に90分、食事に30分、食後のまったりする時間を30分と考えると7時30分には調理が終わっていることが必要です。
以上、キャンプの流れについて書いてきました。
最初に書いたように、基本的には自分がやりたいようにやって構いませんが、一通りの流れは押さえておいたほうがスムーズになります。
準備に時間を取られて自然を楽しむことや子どもたちと遊ぶ時間がなくなってしまうのは本末転倒ですからね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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