昨今のキャンプブームに誘われて、新しいキャンプ場が多く誕生しました。
その中にはキャンパーフレンドリーなキャンプ場もあれば、キャンプをよく知らない人がやっているとしか思えないキャンプ場もあり、ある意味玉石入り混じった状態です。
そこで現在私が実際にテントを張ってみて、人にオススメしたいと思うキャンプ場のなかからベスト5を選んでみました。
Table of Contents
私が良いと思うキャンプ場とは
私が良いと思うキャンプ場の条件として以下があります。
①自然感が豊かであること
②キャンパーフレンドリーであること
③水の近く
④サーフェスが土でないこと
1 自然感が豊かであること
私にとってキャンプは都会の喧騒を離れ、ささくれだった神経を癒やし気分転換ができる唯一の時間となります。
なので自然感が豊かであることが一番重要です。
2 キャンパーフレンドリーであること
キャンプ場の規則や運営がキャンパーフレンドリーであることが大切です。
キャンパーフレンドリーであるためには運営者がキャンプのことをよく知っている必要があります。
例えばチェックインが15時、チェックアウトが10時なんてキャンプ場があります。
チェックインが15時の場合、冬場ならすぐに暗くなります。
チェックインしてサイトの設営を終える頃には辺りは暗くなり始めるので風景を見ながらゆっくりする時間さえありません。
さらにそんなキャンプ場に限ってチェックアウトが10時となっています。
10時にチェックアウトするためには8時には朝食を終えてなければなりません。
キャンプは撤収という時間のかかる儀式を必ずやる必要があります。
服を着替えて荷物をバッグに詰めるだけで部屋を出ることができる旅館等とは全く違うのです。
こんな基本的なことさえ理解していないキャンプ場はそのうち淘汰されるに決まっています。
またゴミを引き取ってくれるという点も重要なポイントです。
キャンプは荷物が多くなりがち。
車のラゲッジスペースがぎっしりと荷物で埋まることもふつうにあります。
そんな状況なのに帰るときにさらにゴミを荷物として積まなければならないのは非常に辛い。
ごみ処理費用がかかってもゴミは引き取ってほしい。
3 水の近く
水=海もしくは川の近くが私は好きです。
水の音は気持ちを落ちつけてくれますし、波の寄せる音や川の流れる音はとてもいい睡眠導入剤です。
4 サーフェスが土でないこと
キャンプ場のテントサイトの地面が土ではなく、砂利や芝、破砕レンガ、ウッドチップ、ウッドデッキのようなサイトが良いと思います。
地面が土である場合、特に雨が降ると地面がぬかるんだり水たまりができて行動が制限されます。
さらにテントのスカート部には泥がこびり付くのでメンテナンスが大変。
また冬の極寒の条件では雨は降らなくても夜に凍結した土の地面が昼間溶けてぬかるみ、また夜凍るということを繰り返すのでこれもまたキャンプがやりにくいものです。
キャンプ場評価項目
以上の点を踏まえてキャンプ場を評価する際の評価項目を以下とし、5点満点で点数をつけました。
A.アクセス
B.環境
C.キャンパーフレンドリー度
D.区画(広さ、サーフェス)
E.おしゃれ度
F.難易度
第5位 喜多川キャンピングベース 26点/30点中
A.アクセス (5点)
埼玉県飯能市にあります。
関越道花園ICから車で約1時間。
道中ホームセンターやスーパーがあり、買い物にも便利です。
B.環境 (3点)
ロケーションは林間ですが、全てのサイトがウッドデッキなので自然感はやや乏しい。
また個人的な問題なのですが杉の木だらけ。
花粉症の人には辛い環境です。
C.キャンパーフレンドリー度 (5点)
チェックイン 14時〜
チェックアウト 〜11時
さらにここのスタッフさんは非常にフレンドリーです。
D.区画(広さ、サーフェス) (5点)
全サイトウッドデッキであり、人数別にサイトの広さが設定されています。
そのため余程大きなテントやタープを使わない限り問題はありません。
ウッドデッキはある意味全天候型。
雨が降ってもぬかるまないしキャンプギアが汚れません。
撤収も楽です。
E.おしゃれ度 (3点)
ウッドデッキのサイトが並んでいるので「自然の中でのキャンプ」という印象はどうしても薄くなります。
ただしキャンプデビューの女性を連れてくる場合はそれが逆に”おしゃれ”と感じてもらえるかもしれません。
さらに夜はイルミネーションがおしゃれ度を更にアップしてくれます。
F.難易度 (5点)
このキャンプ場は非常に難易度が低い、「易しいキャンプ場」です。
ファミリーキャンプやキャンプデビューの人にはうってつけと言えます。
サーフェスはきれいだし、車を横付けできるし、虫も少ない。
彼女さんのキャンプデビューにも最適ですよ。
ただし、花粉症の人は秋〜冬に訪れましょう。
一言
このキャンプ場はその易しさ故多くの人が訪れます。
特に土日は三ヶ月ほど前から予約しないとキャンセル待ちになります。
現在拡張工事の真っ最中です。
喜多川キャンピングベース
第4位 -be- 北軽井沢キャンプフィールド 27点/30点中
A.アクセス (3点)
浅間高原・北軽井沢エリアにあるキャンプ場です。
上信越道 「佐久」 ICより約50分程です。
北軽井沢にはスーパーやホームセンターがあるので到着前に買い出しを終えることをオススメします。
B.環境 (5点)
ロケーションは林間です。
国道の脇にありますが、周りを木々で囲まれているので車の通行音はそれほど聞こえてきません。
軽井沢の原生林を切り開いて作られたフィールドなので白樺や楓などの木が豊かに生えています。
脱日常を味わうことができるキャンプ場です。
C.キャンパーフレンドリー度 (5点)
チェックイン 12時〜
チェックアウト 〜11時
チェックインが12時というのはとてもありがたいですね。
余裕を持ってサイトの設営ができますし、暗くなる前に辺りの散策もできます。
またチェックアウトが11時というのも嬉しい。
ゴミも回収してくれるので、非常にキャンパーフレンドリーなキャンプ場です。
D.区画(広さ、サーフェス) (5点)
区画の広さは普通ですが、特筆すべきはサーフェスです。
全面芝で弾力があります。
そのためコットなどを使わなくても快適に眠ることができます。
E.おしゃれ度 (4点)
全面芝で周りは豊かな広葉樹。
暖かい季節は全面グリーンの世界。
バランスよく広葉樹が配置され、所々でサイトをセパレートしています。
何と言っても北軽井沢ですからね。
近くのスーパーもなんとなくおしゃれ。
というわけでここはかなりおしゃれなフィールドだと思います。
キャンプデートでも使えますよ。
F.難易度 (5点)
ここは非常にキャンプがしやすいと言えます。
子供を安心して遊ばせることができる広場があり、ファミリーキャンプには最適ですね。
キャンプデビューのサイトとしても良いかと。
安心できるキャンプ場です。
一言
キャンプ場として過不足のない、良いフィールドです。
料金も手頃。
ということは、週末は混み合うこと必須ですね。
可能ならば平日に行きたいところです。
be-北軽井沢キャンプフィールド
第3位 ウォーターパーク長瀞 27点/30点
A.アクセス (4点)
埼玉県秩父郡皆野町にあるキャンプ場。
関越自動車道花園ICから約1時間ほどの距離です。
ルートは狭い山道などはなくR140をずっと走る形なので楽。
買い出しはR140の沿線にスーパー、ホームセンターがあるのでそこで済ませましょう。
B.環境 (5点)
ロケーションは長瀞渓谷の清流を見下ろす林間サイト。
荒川の流れの音が心地よい静かな環境です。
いくつかの種類のサイトがありますが、オススメはレンガチップサイト。
川に面していて立ち木で区画割されているのでお隣があまり気になりません。
C.キャンパーフレンドリー度 (5点)
チェックイン 13時〜
チェックアウト 〜11時30分
チェックアウトが11時30分というのはサイコーです。
遅めに朝食を摂ってもゆっくり撤収できます。
ゴミも回収してくれるので、非常にキャンパーフレンドリーなキャンプ場です。
D.区画(広さ、サーフェス) (4点)
サイトは収容人数に応じた広さかと思いますがもう少し広くても良いのかなぁ。
サーフェスはサイトの種類ごとに異なり、レンガチップ、砂利、土となります。
川に面したサイトはレンガチップ、砂利なので、雨が予想される場合はこれらのサイトを選ぶと言いと思います。
但し、レンガチップは細かいレンガの粉末がキャンプギアにくっついてきます。
これが嫌な場合は砂利一択ですね。
E.おしゃれ度 (4点)
長瀞の清流に面したキャンプ場がおしゃれでないはずがありません。
特にレンガチップサイトはなかなか良い雰囲気です。
デートキャンプにオススメです。
F.難易度 (5点)
このキャンプ場はフィールドが平坦であり、チェックアウトが遅めなのでキャンプしやすいと思います。
ファミリーやビギナーさんでも十分に楽しめますよ。
一言
料金が安い、キャンプがし易い、ロケーションが良い。
とくれば混み合うことは必至。
早めの予約をしましょう。
ウォーターパーク長瀞
第2位 フォレストサンズ長瀞 27点/30点
A.アクセス (4点)
埼玉県秩父郡皆野町にあるキャンプ場。
関越自動車道花園ICから約1時間ほどの距離です。
ルートは狭い山道などはなくR140をずっと走る形なので楽。
買い出しはR140の沿線にスーパー、ホームセンターがあるのでそこで済ませましょう。
B.環境 (5点)
ロケーションは長瀞渓谷の清流を見下ろす林間サイト。
コテージやトラベルトレーラーなどの宿泊施設も充実しています。
オートキャンプサイトは全てレンガチップで荒川に面しています。
立ち木も適度に配置されており、夏場は木陰をいたるところに落としてくれます。
渓流の音が心地よいBGM。
C.キャンパーフレンドリー度 (5点)
チェックイン 13時〜
チェックアウト 〜11時
ゴミも回収してくれるので、キャンパーフレンドリーですね。
D.区画(広さ、サーフェス) (4点)
オートキャンプサイトはそれぞれの地形に合わせた区画割をされています。
木や大きな岩でセパレートされているので変化に富んだ景観を作ります。
サーフェスは平坦なレンガチップ。
赤い地面が”映え”ます。
広さはまあ普通でしょうか。
E.おしゃれ度 (4点)
ここは施設全体が洗練されたデザインでなかなかの雰囲気。
オートサイトからは長瀞渓谷にそのまま降りることができて、渓谷を形作る結晶片岩の岩畳が壮観。
自然感に溢れたおしゃれなキャンプ場です。
F.難易度 (5点)
サイトは平坦でゴミも回収してくれます。
車も横付けできるので荷物の積み下ろしも楽。
楽にキャンプできるフィールドです。
一言
ワタシ的に結構気に入っているキャンプ場。
サイトは全て南向きなので、晴れていると川面に反射する陽の光が眩しい。
チェアにゆったりと腰を下ろし、目を細めてそれを眺めるのは至福の時間です。
フォレストサンズ長瀞
第1位 あまなゆ 28点/30点
A.アクセス (4点)
山梨県北杜市武川町にあるキャンプ場。
中央自動車道・須玉ICより車で約15分程で行き着きます。
ただし、入り口が少々分かりにくく、左側をよく観察しながら進む必要あり。
買い出しは武川町のスーパーなどで済ませましょう。
B.環境 (5点)
ロケーションは林間サイト。
このキャンプ場はオーナーが一人で山林を切り開いたそうです。
白樺や楓等の広葉樹が原生林の風合いを残しており、まさに自然の中でのキャンプを味わえます。
聞こえるのは鳥の鳴き声と風とともに聞こえる木の葉ズレの音だけ。
素晴らしい環境のキャンプ場です。
C.キャンパーフレンドリー度 (5点)
チェックイン 14時〜
チェックアウト 〜12時
チェックインこそ14時ですがアウトは12時。
ゆっくり過ごすことができます。
残念ながらゴミは持ち帰る必要がありますが、この環境を維持するためなら喜んで持ち帰りますとも。
D.区画(広さ、サーフェス) (5点)
各サイトは自然の地形をうまく利用して作られ、自然物で隣のサイトとセパレートされています。
そのため隣のキャンパーが全く気になりません。
広さも十分。
ただし、地面が土なので冬場はぬかるむことがあります。
地面が凍結しない時期に行くのがオススメです。
E.おしゃれ度 (5点)
トイレ、洗い場など管理人さんのこだわりがいかんなく発揮されていておしゃれ。
環境も自然感が豊富で画一的ではないサイト配置。
写真映えするおしゃれなキャンプ場ですよ。
F.難易度 (4点)
自然の地形を利用したサイト配置なので地面が平坦とは言えませんが、そこはうまくテント等を配置しましょう。
キャンプの難易度としてはやや高い方ですが、その圧倒的な自然感の前では「難しくて当たり前」と許してしまいます。
車は横付けできるので荷物の積み下ろしが楽です。
一言
あまなゆは私の中でサイコーのキャンプ場です。
これまで3回行きましたが、新緑の春、青葉繁る夏、紅葉が美しい秋それぞれ異なった景観を見せてくれます。
標高が高いので夏も比較的に涼しく、オールシーズン楽しめるキャンプ場です。
あまなゆ
まとめ
今回はこれまで私が行ったことのあるキャンプ場を独断と偏見で採点しベスト5を挙げてみました。
もちろんほかにも良いキャンプ場はたくさんあるでしょうし、新規オープンするフィールドもあると思います。
これからも色々なキャンプ場にチャレンジしレポートしたいと考えています。
それがなにかの参考になることを祈りつつ…
最後まで読んでいただきありがとうございます。