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クッカーの種類
キャンプ用のクッカーセットには素材やサイズ、組み合わせ等の違いで星の数ほどの種類が市販されており、購入する際はあなたのキャンプスタイルに合わせて選ぶ必要があります。
クッカーの素材
クッカーには次の三種類の素材があります。
・アルミ
・ステンレス
・チタン
◆アルミ
メリット
・熱伝導性が高い
・軽くて使いやすい
・安価なものが多い
デメリット
・強度が低く変形しやすい
・金属タワシのような硬いものでこするのは厳禁
アルミ製クッカーには金属面がコーティングされているものが多いですが、このコーティングは衝撃や金属でこすると剥がれてしまいます。そのため、お玉やフライ返しは金属製ではなく樹脂製のものを使いましょう。
◆ステンレス
メリット
・錆びにくく手入れが楽
・強度が高い
デメリット
・アルミと比べると重い
・金属タワシのような硬いもので手入れできる
◆チタン
メリット
・非常に軽くて使いやすい
・強度が高い
・錆びにくく手入れが楽
・熱伝導性が低く、取っ手が熱くなりにくい
デメリット
・価格が高い
・熱伝導性が低く焦げ付きやすい
・内側にコーティングされているものの場合は金属タワシのような硬いものは使用しない
基本的にはどの素材でも問題ないと考えますが、ワタシ的にはステンレス製が好きです。
クッカーの形状
クッカーには丸形と角型のものがあります。
◆丸形
サイズや種類が多いので自分のキャンプスタイルにあったものが選べます。
◆角型
ほとんどの角型のクッカーは小型であり、ソロキャンプ向けです。
またパッキングしやすくリュック等に詰めるときにデッドスペースができにくいので、登山や徒歩移動およびバイク移動時に重宝します。
最近はトランギア製のメスティンが人気です。
クッカーセット
クッカーはいくつかの種類のクッカーがスタッキング(積み重ね)されたセットとして販売されています。
上の例は直径が12.5Cmの小型クッカーセットです。
内容は
①クッカー(大)用フタ兼フライパン
②クッカー(小)用フタ
③クッカー(小)
④クッカー(大)
となります。
市販されているクッカーセットにはもっと多くのクッカーや食器類がスタッキングされているものもあるので、選ぶ際はその内容も確認しましょう。
ソロキャンプ向けクッカー
ソロキャンプではクッカーで調理した後そのまま食器として使うことが多いので、コンパクトなものを選びましょう。丸型の場合、直径が12Cm前後のものが主流となっています。
また角型のクッカーも最近は人気です。
ただし私の経験としては、小型のクッカーセットのふた兼フライパンは小さすぎて調理しにくいので、小型のスキレットを用意したほうがいいと思います。
さらに金属製の取っ手は熱くなりやすいので手袋をした上で調理することをオススメします。
このようなコンパクトなクッカーはファミリーキャンプやグループキャンプのときのサブクッカーとして持っていくと非常に役に立ちます。
ファミリー/グループキャンプ向けクッカー
ファミリーキャンプやグループキャンプで使用するクッカーの場合は丸型であれば直径が20Cm以上のものを選びましょう。
このサイズのクッカーセットは非常に多くの種類があります。中にはお玉やフライ返しのようなものがセットされているのもありますが、これはあくまでも予備的なものとして考えたほうが良いと思います。
百均のお玉やフライ返しを買ったほうが使いやすいですね。
クッカー使用上の注意
軽くするために薄い金属で作られているアウトドア用クッカーには使用する際に注意するポイントがあります。
①強火での使用を控える
②変形するので空焚きはしない
③衝撃を与えない
④お玉やフライ返し、スプーンは金属製のものではなく樹脂製のものを使用する
⑤撤収後帰宅したらあらためて柔らかいスポンジ等で洗ってしっかり乾燥させる
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次はカトラリーについて書く予定です。
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