秋キャンプで大活躍する「ライトダウン」

Tips

秋キャンプは最高です。

暑すぎないし虫も少ない。
空気は爽やか気持ちがいい。
「やっぱりキャンプは秋だよなぁ」なんて余裕をかましていられるのは、だいたい昼間までです。

夕方になると、
「あれ?」

日が沈むと、
「うう…寒い」

そして夜。
「……冬じゃん。」

秋キャンプで厄介なのは、単純に寒いことではありません。
一日の寒暖差が大きいことです。

そんな秋キャンプで、私がかなり使えると思っているのがライトダウン。
分厚いダウンジャケットではありません。
薄くて軽くて、小さく収納できるライトダウンです。

これを一枚、荷物の中に忍ばせておく。
それだけで秋キャンプの服装はかなり楽になります。

秋キャンプは「寒い」より「寒暖差」が厄介

秋キャンプの昼間は意外と暖かいものです。
太陽が出ていれば、長袖シャツ一枚でも快適。
設営なんかしていると、「まだ半袖でもいけるんじゃない?」くらいに感じることもあります。

ところが、ちょっと日陰に入ったり風が吹くと涼しさを通り越して寒く感じることがあります。
そして太陽が山の向こうへ消えると気温は急降下…。
秋が本気出してきます。
特に標高の高いキャンプ場では、昼間と夜で体感温度がまるで違います。

だから秋キャンプでは、「一番寒い時間に合わせて一着選ぶ」という考え方より、「気温に合わせて少しずつ服を足す」という考え方のほうが使いやすいのです。

そこで活躍するのが「ライトダウン」

ライトダウンの最大のメリットは、薄い・軽い・暖かい。
そして、小さくなる。
これがキャンプでは非常に重要です。

厚手のダウンジャケットを持っていくと、それなりに場所を取ります。
「使うかなぁ……」
「でも寒かったら困るしなぁ……」
そんなことを考えながら荷物を増やしていくと、いつの間にか車の荷室は、「秋キャンプ」ではなく「冬季遠征隊」みたいになります。

その点、ライトダウンなら収納袋にギュッと入れて、バッグの隅へポン。

私は車のラックに常時引っ掛けています。

使わなければそれでよし。
寒くなったら、「フッフッフ……こんなこともあろうかと」と取り出せます。
この安心感がいいのです。

ライトダウンは「肌に近いところ」で使う

ここが今回、一番伝えたいところです。
ライトダウンというと、
シャツ
↓
トレーナー
↓
ライトダウン
のように、一番外側に着るイメージがあるかもしれません。
もちろん、それでも使えます。

でも秋キャンプでは、ライトダウンを中間着として使う。
これが非常に便利です。

ダウンは、中に含んだ空気の層によって身体の熱が逃げるのを抑えてくれます。
だからライトダウンを肌に比較的近いところへ持ってきて、その外側を気温に合わせて変えていく。
すると一枚のライトダウンを中心に、昼から夜まで対応できます。

いわば、秋キャンプの防寒コーデの司令塔。
見た目はペラペラ。
でもいい仕事するんですよ、コイツは。

【ケース1】日陰に入って肌寒い → シャツの下

昼間日向では暖かい。
ところが木陰に入った瞬間寒さを感じることは秋キャンプではよくあります。
でも、この程度で厚手のアウターを着ると暑い。
そこでライトダウンです。
肌着
↓
ライトダウン
↓
シャツ
くらいの感覚で使います。

ライトダウンは薄いので、シャツの下に着てもそれほどモコモコしません。
しかも外から見ると普通のシャツ姿。
本人だけ暖かい。
こっそり防寒しています。

設営や料理など、身体を動かす場面でも厚手のアウターより邪魔になりにくい。
「ちょっと肌寒い」
そんな秋の微妙な気温に、ライトダウンがちょうどいいのです。

「大は小を兼ねるというから、防寒用のダウンジャケットがあればいいじゃん?」と思っているアナタ、それは大きな間違いです。

微妙な気温で防寒用アウターを着ると、とたんに暑くなり汗ダラダラ。で、暑いからとそれを脱ぐと汗が冷えてさらに寒くなる…。
このループが永遠に続いちゃいますよ。

【ケース2)夕方、気温が落ちてきた → トレーナーの下

午後4時。
さっきまで暖かかったはずなのに、急に空気が変わります。
ここでトレーナーを追加します。
肌着
↓
ライトダウン
↓
シャツ
↓
トレーナー
これだけでかなり暖かくなります。

ポイントは、ライトダウンを脱いで別の防寒着に交換するのではなく、そのまま外側へ一枚足すこと。
これなら着替えも簡単です。

ライトダウンを中心に、外側の服を増やしていく。
これが秋キャンプでは使いやすいのです。

【ケース3】夜、本格的に冷えてきた → アウターの下

そして夜。
焚き火が気持ちいい時間です。
しかし焚き火から一歩離れると冬並みの寒さとなることもしばしば。

そこでアウターを追加します。

肌着
↓
ライトダウン
↓
シャツ
↓
トレーナーなど
↓
アウター

ライトダウンは暖かいのですが、薄手のものは風への対応力に限界があります。
そこで外側のアウターで風を遮り、内側のライトダウンで熱を逃がさない。
この組み合わせが非常に使いやすい。

特に風のある夜は、「保温する服」と「風を止める服」を組み合わせるという考え方が重要です。

「上に着る」のではなく「中に仕込む」

今回のライトダウン活用法を簡単にまとめると、

日陰
→ シャツの下

夕方
→ トレーナー等を一枚足す

夜
→ 厚手のアウターを足す

です。

つまりライトダウンそのものを何度も着たり脱いだりするのではなく、気温が下がるほど、その外側に服を足していく。
これがポイント。

ライトダウンは主役ではありません。
むしろ、ずっと裏で働いている名脇役。
目立たない。
薄い。
軽い。
でもいなくなると困る。
こういう人、会社にいますよね。

重ね着しても動きやすいのがキャンプ向き

キャンプでは、とにかく身体を動かします。
・テントを張る。
・ペグを打つ。
・薪を運ぶ。
・料理をする。
・何かを取り出す。
忙しいのです。

ここで分厚い防寒着を着ていると、腕や肩が動かしにくくなることがあります。
その点、ライトダウンは薄いので、重ね着しても比較的動きやすい。
秋キャンプでは、暖かさだけでなく「動きやすさ」も重要。
これもライトダウンがキャンプ向きだと思う理由です。

「使うかわからない日」こそ持っていく

ライトダウンが最も活躍するのは、「今日は寒くなるかな?」という日です。

絶対に寒いと分かっているなら、最初から冬装備を持っていけばいい。
問題は、
最高気温22℃。
最低気温11℃。
みたいな日です。

昼間の22℃だけ見て、「余裕、余裕。」と出発。
そして夜11℃…。
天気予報は最初から言っていました。
悪いのは天気予報ではありません。
昼間の数字しか見なかった自分です。

そんなときでもライトダウンなら、小さく収納できるので、「念のため持っていこう」ができます。
この「念のため」が秋キャンプでは強いのです。

もちろんライトダウンにも弱点はある

万能に見えるライトダウンですが、もちろん弱点もあります。
・風。
ライトダウン単体では、風が強いと寒さを感じることがあります。
だから夜はウインドブレーカーやアウターなど、風を遮る服と組み合わせる。

・水分
ダウンは濡れると保温力が落ちやすいため、雨や結露にも注意が必要です。

・火の粉。
お気に入りのライトダウンを着て焚き火の前へ。
そしていつの間にか小さな穴が…。
秋の夜空を見上げながら、心にも穴が開きます。

焚き火の近くでは、火の粉に強いアウターを上から着るなどして守ったほうが安心です。

秋キャンプの服装は「一発勝負」ではなく「足し算」

秋キャンプでは、「これ一枚着ておけば大丈夫!」という服を探すより、薄い服を重ねて調整するほうが快適。

暑ければ一枚脱ぐ。
寒ければ一枚足す。
日陰に入ったらライトダウン。
夕方になったらトレーナーを足す。
夜になったらアウターを足す。
このくらい細かく調整できるほうが、秋の大きな寒暖差には対応しやすいのです。

そして、その中心に置いておくと便利なのがライトダウンなのです。

まとめ

薄い。
軽い。
重ね着しても動きやすい。
荷物としてかさばらない。

しかしいざとなった途端に主役級の働きをする。
この便利なGEARを秋キャンプへ行くときは、荷物の中に忍ばせておきましょう。

使わなかったら?
それはそれでいいのです。
でも夜になって震えながら、「ああ……持ってくればよかった……」となるくらいなら、持っていって使わないほうが100倍マシ。

秋キャンプの防寒は、「寒くなってから考える」のではなく、「寒くなる前に荷物へ入れておく」
ライトダウンが一枚あれば、秋キャンプはかなり無敵に近づきます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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Grandpa

36年間キャンプに親しんできた管理人が、培ってきた経験やTipsを共有するためのブログです。

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