スノーピーク アルコールストーブ「コーエン」

Camp Gear Impressions

キャンプ部の仲間からバースデープレゼントとしてAmazonのギフトカード(3,000円)をいただきました。
さて、コレで何をポチろうかとAmazonのサイトを眺めていると、スノーピークの火焔ストーブ「コーエン」が大幅に値引きされているのを発見!
アルコールストーブは強力な火力のものを所持していますが、小型のものはありません。
さらにこのGEARは五徳もセットされているので、車の中でも使えそう。

というわけで迷わずポチりました。

キャンプGEARを実際に見て、触って、そして使ってみた感想を紹介する「Camp Gear Impressions」
今回はSnowpeakのアルコールストーブ「コーエン」をレポートします。

パッケージ

パッケージには以下のものが入っています。
・ストーブ本体セット
・ピンセット
・五徳セット
・マニュアル

五徳セット

五徳はパーツを組み立てて使用します。
各パーツの凸部をスリットに差し込む形です。
凸部には丸い出っ張りが着いていて、これがスリットに引っかかり簡単には取れなくなります。
簡単に取れないということは簡単には入らないということ。
力任せに押し込むとスリットが歪みそうなので、あれこれコツを探しながら組み立てました。
出っ張りのある方を上にして斜めにスリットに入れるのがポイントですかね。
引き抜くときも同じです。

ひとつ気になったのは、五徳の鋼板で手を切る可能性があるということ。
結構薄い鋼板なので、この点は注意が必要ですね。

セッティング完了

ストーブ本体には蓋と火力調整用アタッチメントがセットになっています。

火力調整用アタッチメントを被せた状態。
これで火力を弱めることができるそうです。

スノーピークらしい丁寧な仕上げです。
素材はステンレス。
ステンレスは基本メンテナンスフリーなので余計な手間が不要。
これは地味にありがたい。

使ってみた

キャンプ場で火を入れようかと思っていましたが、予定は2週間後。
そのため部屋の中で実際に使用してみます。

燃料を投入。
今回メーカー指定の専用燃料「BS-001バイオエタノールフューエル」が手元になかったので、一般的な燃料用アルコールを入れました。
あくまでも実験なので投入量はほんの少々。

点火直後は僅かな青い炎がチロチロと出ています。

20秒程するとオレンジ色の炎が出てきました。

3分程するとオレンジの炎が立ち、安定した燃焼を始めました。

火力調整用アタッチメント

火力調整アタッチメントを被せてみます。
炎は中央の穴に集められ、一本の大きめの炎になります。
熱が当たる部分が狭まった分火力は抑えられるのだと思いますが、それほどの違いがあるのかしらん?

消火

消火は本体の蓋を逆さまにしてストーブの上に載せることで行います。
置いた瞬間に火は消えました。

何故炎がオレンジ色なのか?

ここで疑問が湧きます。
通常アルコールストーブの炎の色は青。
なのに、この「コーエン」はオレンジ色です。
もしかして不完全燃焼??
それにオレンジ色の炎の場合、煤が発生する可能性もあります。

この部分はかなり気になるので色々調べてみました。

①使用燃料の成分

使用した燃料用アルコールの成分は以下となります。
・メタノール 75%
・エタノール 25%
メタノールやエタノールは、十分な酸素が供給され、よく混ざった状態で燃焼すると、基本的には青っぽい炎になります。
特にメタノールは炎が薄い青色で、明るい場所では見えにくいほどです。
つまり、使用した燃料が原因ではないということが分かります。

②コーエンの炎がオレンジ色の理由

では何故このストーブの炎はオレンジ色なのでしょうか?
ここで重要なのが、コーエンの燃焼構造です。

一般的なアルコールストーブは、アルコールを気化させその蒸気を小さな穴から噴射して燃焼させるタイプが多くあります。
いわゆるジェット式です。
燃料蒸気と空気が混ざりやすく、効率よく燃焼するため、青い炎になりやすい。

ところがコーエンは少し方向性が違います。
スノーピーク自身が、このストーブを「赤い炎で小さい焚火のように愉しむ」ためのアルコールストーブとして開発しています。
つまり、「とにかく青い炎で効率よく燃やそう」ではなく、「炎そのものも楽しもう」というストーブなのです。

③オレンジ色=不完全燃焼とは限らない

ここは少し注意が必要です。
一般論として、燃料と空気の混合が十分な炎は青くなりやすく、空気が少ない燃焼では黄色~オレンジ色が目立つ場合があります。
しかし、「オレンジ色だから危険な不完全燃焼」と炎の色だけで判断することもできません。
炎の色には燃焼温度、燃料と空気の混ざり方、炎の発光成分、燃焼器具の構造など複数の要素が関係します
さらに微量のナトリウムなどが混入しただけでも、炎は黄色~オレンジ色に強く発光します。

実際にメーカー指定燃料の「バイオエタノール フューエル」には微量のナトリウムが入っています。
この点からもメーカーの設計コンセプトが「オレンジの炎」であることが分かります。

④焚き火の雰囲気を楽しむ?

一般的なアルコールストーブを、「小さなコンロ」だと考えるなら、コーエンは、「小さな焚き火+コンロ」という考え方に近いのかもしれません。

青い炎を眺めるというより、ゆらゆら動く赤~オレンジ色の炎を眺めながら調理する。
実際、スノーピークも「焚火のように、調理をしその火を眺めながら食事をする」という発想からコーエンを開発しています。
だからこそ、あえて「火焔ストーブ」と名付けられているのでしょう。

つまり、燃料ではなく「燃料の燃やし方」で炎の色をオレンジにしているということだと思います。
この場合、クッカーに煤がつかないのだろうか?というのが最後の疑問として残ります。
コレについては2週間後のキャンプで確認したいと思います。

まとめ

ネットで色々調べていると、この「コーエン」は火力が比較的弱いという事がわかりました。
しかし、急ぎの場合はイワタニのタフ丸を使うからワタシ的には無問題です。
ただメーカー指定燃料についてはスノーピークのネットショップでは買えないそう。
え〜、ショップまでいかなければならないの??
それに値段が高すぎる。
ホワイトガソリンよりも高いじゃないか!
これは衝撃的な事実です。
この燃料で他メーカーのアルコールストーブが一個買えてしまう。
さらにネットのレビューでは、やはり使用後にクッカーに煤がつくということも分かりました。
これはワタシ的にはアルコールストーブ使用理由の「使用後クッカーに煤がつかないから楽」というメリットが無くなります。

これはちょっと見過ごせない特徴です。
そういうわけで他メーカーのアルコールストーブを買い直すか真剣に検討中(汗)。
次のキャンプで一度使用してから色々決めたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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36年間キャンプに親しんできた管理人が、培ってきた経験やTipsを共有するためのブログです。

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