富山、能登、金沢ツアーの三日目は金沢市内巡りです。
予定をChatGPTに作ってもらい
①近江町市場
②金沢城
③兼六園
④東茶屋街
という流れで周ることにしました。
Table of Contents
金沢駅




JRと北陸鉄道が乗り入れている金沢駅は「中部の駅百選」に選定されています。
2005年には東口に能楽の鼓をイメージした「鼓門」とガラス張りで地下広場を備えた「もてなしドーム」が完成。
これにより石川県の玄関口がさらなる観光名所に変貌。
また金沢駅は2011年にアメリカの旅行雑誌『トラベル&レジャー』の「世界で最も美しい駅14選」において、日本で唯一6位に選出されたとのことです。
何だか駅というより歴史遺産のような佇まいです…。

市内巡りには北鉄バスの1日フリー乗車券を利用しました。
北鉄の色々なバスに自由に乗れて800円。
今回5回乗ったので100円得しました(笑)。
良い子はもっとアクティブに行動し、フリー乗車券を使い倒しましょう!
近江町市場

藩政時代から300年以上続く近江町市場。
金沢の発展を支えてきた歴史的にも貴重な市場で「おみちょ」の愛称で親しまれているそう。
魚や青果の卸売機能が中央卸売市場へ移転したことで、現在は小売を中心とした商店街となっています。


外国人観光客が近江町コロッケ店に訪れていました。
みんな「近江町コロッケ」をもぐもぐしています。
そんなに美味しいなら買ってみようかなと一瞬考えましたが、空腹ではなかったので横目で見ながらスルー。
今思えばとりあえず買っておけばよかったと少し後悔なう。
金沢城




金沢城は加賀藩の前田利家が築城し14代にわたる前田家の居城です。
1583年に利家が入城して本格的な城づくりが始まり、百万石の居城としてその威容を誇示していましたが、落雷により天守閣が焼失しそれ以降天守は再建されませんでした。
さらに宝暦9(1759)年の火災では城のほとんどを焼失。
その後の再建では二の丸を中心とした整備が行われ、実用性を重んじ本丸の櫓の再建はしなかったそうです。
戦のない江戸時代だから合理的といえば合理的。
現在は「金沢城公園」となり、二の丸御殿の復元整備工事が進められています。






こんなに立派な構えなのに天守閣がないと物足りなさが半端ない。


門扉には厚さ3㎜の鉄板(帯鉄)が鋲で止められていて、ここが要塞であることを物語っています。
門や櫓などの屋根には鉛の瓦が使用され、戦時にはそれを溶かして火縄銃の弾にするとのこと。








金沢城の美しい切石積み。
切石積みは隙間なく精密に加工された石を積む技法で、特に門や櫓台などの重要な部分に用いられます。
金沢城は「石垣の博物館」とも呼ばれ、切石積み以外にも自然石積み、粗加工石積みという異なった積み方を観ることが出来ます。
藩主の住む御殿や庭園まわりには芸術的ともいえるデザイン感覚にあふれる切石積みの石垣群が築かれ、「数奇の石垣」として有名です。
公園内には石垣の石積について3種類の方法のサンプルが展示されていました。



櫓内部

櫓の内部を見学することが出来ます。
入場料は65歳以上は無料!
嬉しいのですが複雑な気持ちも少々。

石落とし。
戦のときに石垣をよじ登ってくる敵兵を狙ってここから人の頭ほどの石を落とすわけですね。
かの剣聖宮本武蔵は島原の乱に従軍し乱戦の中で石にあたって負傷したそう。
さすがの剣聖でも落ちてくる大きな石にはなすすべもないのだから、雑兵に至っては負傷じゃすまないだろうなぁ。
豆皿茶屋

暑さの中1時間ほど場内を歩き回っているとさすがに疲れます。
体も火照るし涼しい場所で休みたい。
そんなときに視界の端に飛び込んできたのが「豆皿茶屋」
迷うこと無く入店しました。

店内は冷房が効いていて天国じゃ〜。
城向きの壁は一面ガラスなので、風景を愛でながら一服することが出来ます。



かき氷の抹茶味。
金箔工芸の町金沢らしく金粉が振りかけてあります。
これで1,000円はお得です。
兼六園

特別名勝兼六園は、岡山の後楽園、水戸の偕楽園と共に「日本三名園」の一つであり、江戸時代の代表的な林泉廻遊式庭園です。
春の桜、秋の紅葉、冬の雪吊りなど四季折々の美しさがあります。
が、真夏の酷暑の時期は結構しんどい。
ちなみにここでも入園料は無料…




見事な松。
兼六園といえば「唐崎松」が有名ですが、この横に広がった枝ぶりの松も見事です。


この広大な庭園が大名家族だけのものだったなんてオドロキ。
ひがし茶屋街




ひがし茶屋街は重要伝統的建造物群保存地区で、保存地区内の建築物140のうち約3分の2が伝統的建造物となっています。
この場所は文政三年(1820)に金沢の中心部に点在していたお茶屋をここに集め、公認の遊里として誕生させたのが始まり。
当時は約百軒近くのお茶屋が建ち並び、茶屋街一帯が板塀で囲われ街の入り口には木戸が設けられていました。
現在も当時の面影を残した情緒豊かな町並みが人気です。



ここも例に漏れず歩いている人の約半分は外国人です。
和服の女性も居ますが、この酷暑で中暑くないのだろうか??
日陰を求めて通りの右側を多くの人が歩いているので歩きづらい。









さぶろうべい

今回のツアーに出発するとき、息子から「金沢に行ったら”さぶろうべい”に行くと良いよ」といわれたので、近江町市場のすぐ近くにある金沢尾山町店を訪れました。
ここは今年の6月30日にオープンしたあたらしい店舗だそう。
町家をリノベーションした2階建て。
旧家の雰囲気を残した、何か懐かしさを感じさせる内装です。
1階はカウンター中心の気軽な空間、2階はモバイルオーダー&4カ国語対応のテーブル席。
カウンターは落ち着かないので2階のテーブル席を選びました。


「さぶろうべい」は“とり白菜鍋”が名物。
この暑いのに鍋かぁ…と思いましたが、まあせっかくだからと注文しました。
が、出てきたのはすき焼き風の鍋。
これなら真夏でも特に抵抗なく食せます。
鶏肉と白菜を専用鍋で焼き、秘伝の醤油だれと卵でいただく。
ただそれだけの料理なのですが、この醤油ダレが絶妙。
甘辛く出汁の効いたタレに生卵を溶いて白菜や鶏肉をそれに付けて食べると、素材の味が引き立ちます。
少し塩味が強いのでご飯のお供にサイコー。
ですがご飯を食べると酒が入らなくなるので我慢。

さぶろうべいで酔い心地になってまだ夕焼けの残る金沢の町をすこし散策。
明日もいい天気のようです。

まとめ
金沢の町は観光ポイントが狭い範囲に集まっているので1日で結構な数を周ることが出来ます。
その場合は北鉄バスの1日フリー乗車券がオススメ。
この日もずっといい天気だったのでよほど日傘を買おうかと思いましたが、屋内や車内にいる時間も多いからと我慢しました。
と、ここまで書いてきて最終日の東尋坊ツアーレポートが残っていることに気づきました。
あれー、3回では終わんない。
というわけで次回は最終日の様子を”おまけ”としてレポートします。
最後まで読んでいただきありがとうございます