RVパーク

VAN-LIFE

RVパークって何?
車中泊ファンにとってはおなじみの施設ですが、そうでない人には?なワード。
今回はRVパークについて書いていきたいと思います。
車中拍に興味ない人は知らなくても何も不便はないのですが、とりあえず知っていても損はしないですよ。

RVパークの定義

RVパークとは Recreational Vehicle Park の略で、北米やオーストラリアなどに多く存在する「キャンピングカーでキャンプを楽しむことができる施設」です。
キャラバンパーク(Caravan Park)と同じ意味の施設です。
別にキャンプをしなければならないわけではなく、要は「車旅のための宿泊施設」となります。

日本には「日本RV協会」という社団法人があり、「日本にキャンピングカーというカルチャーを」を根付かせることを目指し、キャンピングカーユーザーが楽しめる環境の整備、市場の育成、業界の発展に寄与する活動を行っています。

この日本RV協会が定めるRVパークの要件は
・ゆったりとした駐車スペース(幅4m×縦7m)
・24時間利用が可能なトイレ
・100V電源が使用可能(1台あたり20A以上推奨)
・入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
・ごみ処理が可能
・入退場制限を緩やかに(いつでも出入り可)
・看板の設置(ロゴは日本RV協会が提供)
・複数日の利用が可能
となっており、昨年の協会認定RVパークは全国に300箇所程でしたが現在は400箇所を超えています。

RVパークの利用手順

RVパークの利用手順と言っても特に難しいものではなく、キャンプ場の利用手順と同じです。
1 到着後管理事務所で受付を行う
2 もらった受付票をダッシュボードの上において指定された区画へ移動し車を止める。
3 ルールを遵守しながら好きに過ごす
4 出発準備が終わったら受付票を返却して出発!
以上!

RVパークのメリット・デメリット

〈メリット〉
・安全であり安心して寝ることができる
道の駅や公園の駐車場、海沿いの駐車スペース等では深夜どんな輩が出没するかわかりません。
実際に昼間は人気のない公園の駐車場だったが夜になってヤンキー車両が集まり夜通しうるさかったという話や、夜遅く車をノックされたなどの話も聞きます。
また熟睡しているのに警官に職務質問されることもあります。
RVパークにおいてはこういうリスクはありません。
ひたすら車中拍に集中し楽しむことができるのです。

・大型のキャンピングカーでも利用できる
大型のキャブコンはその車体の大きさから駐車場所を選んでしまいます。
通常サイズの駐車スペースの場合、両サイドに他車が止まっていると出し入れに何度も切り返しが必要になります。
また車中拍に批判的な道の駅等の施設においてはどうしても目立ってしまうので監視対象になりがちです。
これは気分的に窮屈ですし楽しめませんね。
対してRVパークは駐車スペースは十分な広さがありますので車の移動等には問題ありません。

・電源、シャワー等が設置されているので快適な宿泊ができる
電源が設置されているとエアコンや冷蔵庫が使用でき、さらにポータブル電源の充電もできます
特に夏季においてはエアコンが使えるかどうかが快適さを左右する大きな要素になります。
またシャワーが設置されていることは当然として、日本RV協会の認定条件に「車で15分以内の場所に入浴施設が近隣にあること」とあるので、その施設でゆっくりと湯船に浸かって疲れを癒やすことができます。

・風光明媚な場所に設置されていることが多い
RVパークは街なかよりも風光明媚な場所にその多くが設置されています。
だれでもせっかく遠くまで来て街なかの普通の駐車場のような場所で車中拍はしたくないですからね。
また最近はキャンプ場の中にRVパークが設置され、自然や風景を楽しむことができる施設も増えつつあります。


・利用料金が安い
RVパークの利用料金は5000円前後のところが多く、たいていはキャンプ場でキャンプするよりも安く利用できます。
長期間の車旅をする人にとってこの出費が抑えられることは非常にありがたい点です。

・施設ごとに嬉しいルール設定がある
RVパークによっては割り当てられた区画内であればテーブルや椅子を出してもいいし、調理も外で行ってもいいとか、ファイヤーピットを使用するなら焚き火もOKなんていうルールがある場所があります。
それらのルールは当該RVパークのサイトに表示してありますので利用する前に確認することをオススメします。
ただし、そういうルールがない場合は車内ですべて行うことが必須です。

〈デメリット〉
ワタシ的にRVパークのデメリットは特に思い浮かびません。
が、無理やりデメリットとして挙げるならば以下くらいですかね。
・予約が必要
道の駅や公園の駐車場は予約する必要はありません。
これに比べると予約が必要であることは多少窮屈ですが、それは安全と利便性を考えると小さなことかと思います。
ただ、当日空きがあれば利用できる施設も多いので、とりあえず電話で問い合わせしてみましょう。
施設側だって1台でも多く利用してもらったほうが良いですからね。

・チェックイン、アウトの設定がある
これも自由に出入りできる道の駅等の駐車場と比べると窮屈ですね。
しかし旅館、ホテル、キャンプ場等の宿泊施設おしなべてそれがあります。
これは当然のことであり、RVパークも然りだと考えましょう。
行動に一定の区切りができるということはプランも立てやすいですからね。

RVパーク利用のマナー

・基本ルールを厳守
・施設のルールに従う

①基本ルールを厳守
以下の項目はRVパークだけではなく公共の駐車場等においても当てはまります。
先ずはこれらの項目を厳守することが必須です。
・駐車中は、必ずエンジンを停止する(アイドリング禁止)。
・車外での活動・行為(火気の使用、バーベキュー、花火など)禁止。
・発電機の使用及び騒音等、周辺(車中泊客)に迷惑のかかる行為禁止。
・ゴミ・吸い殻などのポイ捨て、不要物の置き去り禁止。
・利用するくるま旅施設の利用規則を厳守。
・洗面所等での炊事・洗濯は禁止。
・駐車場内での、事故・盗難等については自己責任
・何らかの事情でキャンセルの場合は、必ず予約したRVパークへ連絡をいれる。

②施設のルールに従う
各施設には独自のルールがあります。
基本ルールの厳守と共に施設のルールに従うことが必須です。

まとめ

RVパークは車旅をする人にとっては非常にありがたい施設です。
私も日本一周を行うときには頻繁にお世話になると思いますし、そのときはもっと多くの魅力的なパークができていることを願ってやみません。
RVパークの利用はキャンピングカーでなく普通の車でも可能なので、気候が良くなったら利用してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。


Grandpa

Grandpa

36年間キャンプに親しんできた管理人が、培ってきた経験やTipsを共有するためのブログです。

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