キャンパーを分類してみよう(1)

キャンプあれこれ

キャンプ人口が増加の一途をたどる今日このごろ。
キャンプ場にはいろいろな”性癖”や”こだわり”を持ったキャンパーがいます。
それらキャンパーのキャンプスタイルをカテゴリー分けしてみました。

キャンパーのカテゴリー一覧

あくまでも私が独断と偏見で分類したカテゴリーです。
①伝道師
②ドリンカー
③お一人様
④パリピ族
⑤映え族
⑥ファイヤー族
⑦スタートダッシュ族

伝道師

伝道師はいわゆるこなれたキャンパーです。
【装備】
装備は特に新しくも古くもなく、メーカー品にこだわることもありません。
使用目的を果たせるならばと、自分が気に入ったものを長く使い続けます。
と言えばかっこいいけど勿体ないから捨てられないだけです。
捨てられないから余程のことがない限り新しいものに入れ替わりません。
【生息エリア】
グループであってもソロであっても周りに多くのテントが立ち並ぶことを避け、できるだけ自然味の多い人の少ないエリアを好みます。
それもありキャンプ場ではなく人気のない河原や海岸にテントを張ることも好きです。
なので車で遠出するときには常にテントが張れそうな場所はないかと辺りをキョロキョロするので落ち着きません。
【特性】
周りに迷惑をかけることを嫌い、それと同じように周りにもそれを期待しています。
キャンプ歴は5年以上である場合が多く、ウンチクを披露するのも大好き。
またキリスト教の伝道師のように自らの宗教(キャンプ)に未経験者を勧誘し、その道に引きずり込むことが好きです。
伝道師というタイトルはここから来ています。
もちろん最初から伝道師であった訳ではなく、ここに挙げたカテゴリーを渡り歩き、さらに幾多の試練やアクシデントを乗り越えて最後にこのカテゴリーに落ち着いた、ある意味“枯れた”人たちです。

ドリンカー

キャンプ場をオープンエアの居酒屋だと考えているキャンパーです。
【装備】
ドリンカーは旨い酒を飲むためにキャンプ場に来る人達ですから装備なんて大したことないと思ったら大間違いです。
キャンプ場で”旨い酒”を楽しむためにはそのための装備が必要になるんです。
というわけでかなり充実しています。
夏場に小型の生ビールサーバーを準備するのはアタリマエのことですし、冬場は焚き火を囲むシステマティックなテーブルをセットするのもアタリマエ。その光景は昔ながらの囲炉裏を囲む居酒屋のよう。
キャンプの食費は酒のために跳ね上がり、安い宿に泊まっても同じじゃんというようなことがしばしば起こります。
またドリンカーは基本的に火を見ながら飲むのが好き。
なので焚き火は必須です。
薪ストーブを使う場合でも薪の投入口のフタは耐熱ガラスでなければいけません。火が見えないので。

【生息エリア】
このカテゴリーの人達も伝道師やお一人様と同じようにテント密集地を嫌います。
できるだけ人がいないエリアを選ぶので必然的にキャンプ場の端っこに陣取る場合が多くなります。
夜遅くまで飲み続けるので他のグループのテントが近くにあると気を使ってしまいますからね。

【特性】

このカテゴリーにはベテランが多く属します。
アウトドアで飲む酒の味に魅入られた人はそれを求めて何年もやり続けることにその理由があります。
またこのことは彼らの装備が充実している理由でもあります。
なのでこのグループの平均年齢は高くなり、同時に女性の割合はかなり低くなります。
もちろんこのグループのキャンプ飯は基本的には酒の肴。
バーベキューコンロで干物を焼いているのはたいていこのグループです。
ところで普通酒が入ると声が大きくなったり騒いだりする人が多くなりますが、さすがにこのグループはそれがあまりありません。
彼らなりの”酒道”があり迷惑行動でひんしゅくを買うことが少ないのは流石です。

お一人様

いわゆるソロキャンパーです。
自分のペースでキャンプを楽しむことを一番の目的とした孤高のキャンパー。
2020年の流行語大賞に「ソロキャンプ」がノミネートされたこともありその数は増加傾向にあります。

【装備】
他の装備はマチマチで個性豊か。
道具にこだわりを持ちそれを頑なに守る人が多いのもこのグループです。
さらにバイク乗りの割合が高いことも特徴です。

【生息エリア】
基本的に周りに誰もいないことを理想のテントサイトと考えるので、人気のないキャンプ場やロケーションにテントを張ることが多くなります。
運悪くキャンパーで賑わうキャンプ場に来てしまったときはエリアの外側が彼らの指定席。
そのためいつの間にかお一人様密集地帯ができてしまうという皮肉な結果になることも…
キャリアの長いお一人様は河原や海岸等のキャンプ場ではないロケーションにテントを張ることも厭いません。

【特性】
お一人様のカテゴリーにはベテランが多いかと思いきや意外とビギナーが多いのが特徴です。
通常の場合グループキャンプを経験してからソロキャンプに移行する事が多いのですが、ヒロシやメディアのソロキャンプ推しに触発された人がグループキャンプを飛び越していきなりソロキャンプを始めたことがその理由です。
そのためキャンプ場でキャンプの準備が終わったあと何をしていいかわからないという状況に陥ることもしばしば。
当然スマホが大活躍します。
またこのカテゴリーはマナーが良い人が多いということは注目に値する点です。

まとめ

今回独断と偏見で分けたカテゴリーの中の3つを挙げました。
次回は残り4つを書きたいと思います。
もちろん独断と偏見なのでテキトーに読み飛ばしてください。
またどれかのカテゴリーを推薦したりディスったりする気はさらさらございません。
キャンプは周囲に迷惑をかけないのであれば、あとは自らのスタイルで愉しめば良いのですから。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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Grandpa

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36年間キャンプに親しんできた管理人が、培ってきた経験やTipsを共有するためのブログです。

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