Camp Gear Impressions 9“マルチレイヤースリーピングバッグ(コールマン)”

Camp Gear Impressions

キャンプ道具や装備を実際に見て、触って、そして使ってみた感想を紹介する「Camp Gear Impressions」
第9弾はコールマンの「マルチレイヤースリーピングバッグ」です。

【製品概要】

使用時サイズ:約 90×200cm 
収納時サイズ:約52×29×38cm
重量:4.9kg 
材質:表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル

快適温度:アウトレイヤー+ミッドレイヤー+フリース -5℃
      アウトレイヤー+フリース 5℃
      ミッドレイヤー+フリース 12℃

【選んだ理由】

今回一緒に行く同僚がキャンプデビューということでシュラフは自前で用意してもらいました。
その際にこのマルチレイヤースリーピングバッグを勧めました。
理由として
①快適温度が-5℃であること
付属の3枚のレイヤーを重ねると快適温度が-5℃であるので、この時期(1月中旬)の沼津エリアにおけるキャンプに最適である
②オールシーズン使用できること
3枚のレイヤーの組み合わせで一年を通して使用できる
③リーズナブルであること
オールシーズン使用できるシュラフとして考えるとリーズナブルでありコストパフォーマンスが高い

またオールシーズン使用できるシュラフは災害時等非常時に役に立つので有ったほうが良いかと考えたので購入してもらったわけです。

【使用方法】

収納時のサイズは3シーズン用封筒型シュラフよりも一回り大きい感じです。
付属の収納バッグを肩にかけるとこんな感じです。

バッグから取り出します。
バッグは封筒型シュラフによくある円筒形で片側の口を紐で絞るタイプではなく、バック上部全体をファスナーで開け締めする構造なので出し入れが容易です。

3枚セットなのに意外とコンパクトに纏まっています。
これは収納時に苦労するだろうな…と、嫌な予感。

シュラフは紐で結ぶのではなくフックで引っ掛けてあります。
確かにギュウギュウに丸めてその後それを紐で縛るというのはかなりのコツが必要ですし、縛っている間に緩んでしまうことも多々ありますね。
それに比べるとフックで引っ掛けるだけというのはかなりありがたい。

伸ばして開いてみます。
一番内側のフリースは袋状ではなく毛布として使うようです。
つまり3枚使いの場合はこの下に潜り込むわけですね。

それぞれのレイヤーは内側で連結されています。
これで潜り込むときに内側のレイヤーがシュラフの足元にずれて困ることが避けられます。

コットにおいてみました。
一番外側のアウトレイヤーは厚みがあり普通の布団のような感じです。
ミッドレイヤーの厚みもそこそこ有って、見ただけで保温力が高いことが分かります。

【使用した感想】

これは実際に使用した同僚のH谷さんの感想です。
・寒くはなかった
・長さが足りないので足先が伸ばせず攣りそうになった

当日の最低気温が-2℃であり、シェルター内で石油ストーブを使っていたので温度的には5℃前後だったと思います。
H谷さんはかなり着込んでいたので、この気温であれば寒いことはなかっただろうと思います。
また私の使用する封筒型シュラフとほぼ同じ長さでありながら、同じ身長のH谷さんが長さが足りないと感じた原因として”足首が自由に動かせなかった”ことにあるようです。
このシュラフは2つのレイヤーがそこそこの厚みを持っているので、そのまま中に滑り込んだらどうしても足先の空間が上下に圧迫されてしまいます。
その場合はシュラフの足元の部分をあらかじめ上下に摘んで縦に伸ばしでおくことが効果的ですね。

収納のときは最初の印象通りかなり苦戦しましたが、フックのおかげで固定はかなり楽でした。
丸めるコツは最初の一巻きをキツくやって、その後緩めることなく力を入れて巻くことですかね。

【まとめ】

キャンプデビューした人が「もうキャンプは懲り懲り」と思う場合の理由として「寒くて眠れなかった」ということが多いそうです。
確かに寒くて夜寝ることができないと「キャンプは寒いもの」という印象がついてしまいます。
それはシュラフの選び方を間違えているだけなのですが、大変もったいないことだと思います。

コールマンのマルチレイヤースリーピングバッグは気温に合わせた組み合わせが可能で寒かったり暑すぎたりがなく、常に快適な睡眠環境を作ることができるという点でとてもオススメです。
ただかさばるので車移動の場合に限ると思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

Grandpa

Grandpa

36年間キャンプに親しんできた管理人が、培ってきた経験やTipsを共有するためのブログです。

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