梅雨が終わって太平洋高気圧が日本列島を覆うようになると天気が安定しアウトドアスポーツの計画が立てやすくなります。
また子供達は夏休みに入るのでファミリーキャンプを楽しむ人達が増えますね。
夏はキャンプのベストシーズンだと言われていますが、実はそうではありません。
夏のフィールドは色々なリスクが潜んでいます。
トラブルに見舞われることなく無事に家に帰り着くために、それらのリスクをしっかりと把握し対策を講じましょう。
以下に夏のキャンプフィールドにおけるリスクとその対策について書いていきます。
Table of Contents
リスクその① 熱中症
熱中症については皆さん良くおわかりかと思いますので、キャンプでの熱中症対策について書きます。
1 フィールド選び
キャンプ場は標高が高い林間エリアにあるところをオススメします。
標高が高い場所は気温が下がり、さらに林間というロケーションは木陰が多くできるので直射日光にさらされる時間が短くなり、熱中症のリスクを下げることができます。
逆に標高の低い場所にあるキャンプ場は気温も高く、夜は熱帯夜で暑くて寝ることができないということにもなりかねません。
2 タープを張る
夏キャンプはタープが必須です。
タープは日陰を作ってくれますし、突然の夕立が来ても避難場所になります。
3 水分補給
熱中症対策には水分補給が大切ということは周知の事実ですが、アウトドアで飲む冷たいビールなどの酒を多く飲んで、いつの間にかそれで水分補給していると勘違いしている方も多いと思います。
アルコールはいくら飲んでも水分の補給にはなりません。それどころかアルコールを代謝する際に水分が必要になり、そういう意味では脱水状態に拍車をかけることになります。
またコーヒーや緑茶もカフェインが入っているので水分としての吸収が悪くなります。
そのため、飲むときはミネラルウォーターを併せて飲むことが脱水状態を防ぎ、ひいては熱中症対策になります。
リスクその② 虫刺され
夏場は虫の活動も活発になり、虫によるトラブルも増えます。
特に注意すべきは蚊、虻、蜂です。
蚊
蚊についてはあらためて説明することはないと思います。
蚊に効果のある防虫剤を使って寄せ付けないことや、アウトドア用の大きい蚊取り線香を複数置いたり、テントの内部に「蚊がいなくなるスプレー」などを散布しておくことをオススメします。
虻(アブ)
アブは6月から9月にかけて多く発生し、活動も活発になります。
アブは吸血のために家畜や人間を襲います。蜂は身や巣を守るために外敵を刺します。そのため刺激しなければ襲ってくることはありません。
しかしアブは吸血が目的なので積極的に襲ってきます。そのぶん厄介な奴です。
アブは吸血のために皮膚を噛み切るので、強い痛みに襲われます。
【対策】
・黒い色に反応するので、白っぽい色の服、帽子を着用する
・アブに効果のある虫除けスプレー等を使用する
・強力な殺虫スプレーを用意して飛び回るアブに噴霧する
蜂
蜂が人を刺す場合は基本的には防衛のためです。
蜂自身や巣を刺激されたときに防衛のために攻撃してきます。
そのため蜂が通ったときには急なアクションをせず、身をゆっくりと屈めてやり過ごすことが大切です。
また、ヤブなどに近づいたときに蜂が自分の周りを飛ぶような状況では、そのヤブに巣がある可能性が高いので身を屈めてゆっくりと後退し、周りにいる人にそれを知らせると共にキャンプ場のスタッフにその旨を伝えて対応してもらいましょう。
また蜂も黒い色に反応するので、白っぽい色の服や帽子を着用することをオススメします。
リスクその③ 落雷
夏は積乱雲が急に発達し、落雷を伴う夕立が起こることがよくあります。
上空が黒い雲に覆われ、気温が下がると雷雨になる前兆です。
急に雷雨に見舞われ慌てる前に、そういう状況になったらどうするかを予め決めておくことをオススメします。
基本的には近くの建物か車の中に避難しましょう。
大きな木の下で雨宿りするのは危険です。
近くに建物がなく、車もないときは大きな木の下で雨宿りするしかありませんが、その場合は幹から半径4メートル以上離れた場所を選びましょう。
テントの中は避けたほうが良いです。テントに落雷するとその中にいた場合には重大な事故になります。
以上夏キャンプのリスクについて書いてきました。
家を出てから帰り着くまでがキャンプです。
楽しいキャンプをトラブルで台無しにしないためにもしっかりとリスク対策をしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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