出発前に誰でも天気予報をチェックします。
で、予報が雨だったら気分は急降下。
でもちょっと待ってほしい。
実は雨って悪いことばかりじゃないんです。
というか結構良いことも多いんですよ。
Table of Contents
雨予報こそチャンスな理由
① キャンプ場が空く!静かになる!

雨予報が出ると、予約キャンセル続出。特に初心者やファミリー層がビビってやめがち。
結果、「ガラ空きキャンプ場」が出現。ハイシーズンでも平和な空間を独り占めすることが可能になります。
<雨音しか聞こえない静かな夜は、焚き火の音やランタンの灯りが沁みる…>
② 雰囲気が神がかる(マジで)

雨上がりの森の匂い、しっとり濡れた葉っぱ、テントに当たる雨音…
晴れキャンプじゃ味わえない「情緒と没入感」を感じることができます。
あえて写真を撮らず、ただ“感じる”キャンプができるのです。
③ ギア・スキルが一気に成長する
雨キャンプを1回経験すると、設営・防水・撤収スキルの経験値が上がります。
「水は低いところに集まる」「風向きによってフライシートを調整」など、実地でしか学べないキャンプスキルが身につくわけです。
さらにギアの真価も問われる場面なので、「本当に必要な道具/要らない道具」が分かるようにもなります。
④ 焚き火の“ありがたみ”が倍増する
雨でちょっと冷えた体に、じんわりくる焚き火の温かさ。これ、感動レベルです。
湿気と火の関係、煙の逃がし方、薪の種類…全部リアルに学べます。
雨上がりの朝の焚き火は“格別の癒し”になるのです。
⑤ ライバルがいない=最高の撮影日和

風景も人がいなければ“絵”になるし、濡れた地面や曇り空が逆に光の反射を和らげて美しい写真が撮れます。
さらに「雨キャンパー」として差別化できるSNS投稿はむしろバズりやすいとも言えますね。
どうですか?
悪いことばかりではありませんよね?
でも予報が雨だった場合にチェックすべきことがあります。
雨キャンプで気をつけること
①テントの防水性チェック(耐水圧1500mm以上が安心)
持って行くテントの防水性を確認しておきましょう。
テントの取説をみると耐水圧について書いてあるからそれをチェックします。
取説が何処かに行っちゃった場合はネットでテント名でググりましょう。
今ならAIに聞くのが手っ取り早いですね。
ちなみに耐水圧は1500mm以上あると安心です。
②地面の傾斜確認

テントサイトがフリーサイトだった場合はフィールドの傾斜をよく観察し、できるだけ高い位置に陣取りましょう。
雨水は低い方に向けて流れるから低い部分は時間が経つとぬかるみになる可能性が高く、テントやその他GEARが泥だらけになることもしばしば…。
これは区画サイトの場合でも同じです。
割り当てられた区画サイトの一番高い位置にテントを張ることが吉です。
《こんなことがあった》
以前ふもとっぱらでキャンプしたんだけど天気予報は午後から雨。

なので地形的にフィールドの右側、道路に近い部分が高くなっていたからそこにテントを張りました。
予報は当たって午後から小雨が降り始めて夜半まで降り続きました。
で、朝になってトイレに向かって歩いているとき、フィールドの真ん中辺りの低くなっているエリアはドロドロのぬかるみに。
そこにテント張っていたキャンパーは靴は泥だらけ。
歩きにくそうにしていましたよ。
③タオル類・傘・レインウェア・防水ブーツはマスト

タオルは多めに持っていきましょう。
傘は洗い物やトイレに行くなど“ちょっと出かける”ときには便利ですが、雨の中の設営や撤収の場合レインウェアを羽織っていないと両手が使えないので作業が停滞してしまいます。
かと言ってレインウェアだけではトイレに行くような、ちょっとした移動でもそれを着なければならず面倒ですね。
なので、傘とレインウェアは両方持参することをオススメします。
④特大サイズのビニール袋があれば心強い
ホームセンターに行くと特大サイズのビニール袋が販売されています。
この袋は撤収時に濡れたギア等の収納に大活躍!
GEARを収納袋にいれるのではなく、折りたたんでこのビニール袋に入れて持ち帰り、帰宅後改めて乾燥させるのです。
特にテントやタープを畳もうとすると地面に広げることになり、それやると泥だらけになります。
なので手早く丸めてビニール袋に収納して持ち帰り、家で広げて乾燥させましょう。
⑤濡れたギアは必ず完全乾燥させる

家に着いたら濡れたギアは完全に乾かしてから収納します。
特にテントやタープは広げて乾かすことが重要。
しっかり乾燥しないとカビが生えたり錆びたりして良いことなし!
まとめ
キャンプ予定日の天気予報が雨の場合は本当にテンションが下がりますよね。
でも風のない、雨がしとしと降る日のキャンプは意外と良い意味で心に残ります。
何と言っても雨がの音は1/fのゆらぎに溢れ、晴れた日よりも心静かに過ごすことができるのです。
また私の経験では、そういう日のキャンプはより深くリラックスできるように思います。
さらに何よりもキャンプ場が空いているので静かに過ごせますね。
ただし、強い風雨というコンディションは地獄のキャンプになるので、そういう場合はリスケをオススメします。

最後まで読んでいただきありがとうございます。









